pink pop!

 

花椿 夏号、テーマはpink pop!青山ブックセンター本店でもらった。内容の充実度と、無料という事実のギャップ。企業広報誌とはいえ…資生堂ありがとう!通学時間が長かったから(往復5時間/毎日)、雑誌を読んで読んで読む思春期だったけれど、最近は、たまに期待して買っても結局は広告の束でげんなり。有料の雑誌がどんどんつまらなくなって、花椿が際立つって、2017年っぽい。

 

http://hanatsubaki.shiseidogroup.jp/magazine/309

 

どこもかしこもピンクで、ピンクに因んだ映画も紹介されている。ロシュフォールの恋人たち、パリの恋人、プリティ・イン・ピンク…。私にとって、印象的な映画のピンクって何かな…と思い巡らしてみると、あった。

 

mac book air theater!

 

 

「ぼんち」!市川崑監督。ぽん太(若尾文子)が、ぼんち(市川雷蔵)の家を訪問する場面。真上から撮られた日本家屋に、パッと咲くピンクの番傘。

 

 

二号さんの本宅伺いという儀式のような。小脇に抱えた風呂敷もピンク。包まれていたのは…

 

 

下駄。歩きやすい下駄から、塗りの下駄に店先で履き替え、装いを整える。どちらも鼻緒はピンク!

 

大好きな「ぼんち」でもこの場面、特に好きで、女たるもの、ピンクの番傘パッと咲かせて生きていくべきであるな!と、観るたびに思う。おばあさまからの「粗相のない結構なご挨拶でおました」と厳格ながらも満足げな口調の台詞で場面がきちんと締まるのも好き。

 

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Mariko
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