見違える
「新感染 ファイナル・エクスプレス」、主演俳優(コン・ユ)が素敵だったので公式サイトのキャスト紹介を読んでいたら、
http://shin-kansen.com/about/cast.htm
妊婦役の女優、どこかで観たことが…と思っていたら、ホン・サンス映画常連のチョン・ユミちゃんだった。常連も常連、「ソニはご機嫌ななめ」ではヒロイン。私が特に好きなのは「教授とわたし、そして映画」。ホン・サンス映画ではあまり化粧っ気がないのが、「新感染 ファイナル・エクスプレス」ではちゃんとメイクしていたからかしら。それから、最後まで主演俳優と対立する自分勝手な行動ばかりとるおじさん役の俳優(キム・ウィソン)もホン・サンス映画常連だった。
韓国映画について詳しくなく、ホン・サンスばかり観るから俳優の名前もたいして覚えず、「またあの人出てる…またお酒飲んでぐだぐだしてる…」程度の認識しかないけれど、あまりにみなさん映画の中でぐだぐだしているので、韓国映画に詳しいお友達に「ホン・サンス映画に出てくる俳優さんたちは、他の監督の映画に出る時は、しゃんとしているのであるか?」と真顔で確認したぐらい。「しゃんとしているのであるよ」と答えてもらったので、ふーん、と思っていたけれど、「新感染 ファイナル・エクスプレス」ではキリッと緊迫した顔をしていて、俳優さんって凄いなぁ…と変な感慨が生まれた。キリッとしすぎてて、誰かわからなかったのよ…。
もはや誰も口にしなくなった感もあるけれど、ホン・サンス、パタッと日本配給しなくなったのは何故だろう。新作どんどん生まれているのに。写真は台北で観た「夜の浜辺でひとり」のチケット。早朝上映割引でチケットも安く、今のところ日本公開の噂も聞こえてこないので本当に観てよかった。