moonbow cinema 『Do The Right Thing』

 

Cinema Studio 28 Tokyoで「moonbow journey」を連載してくださっている、みづきさん主宰のmoonbow cinemaの上映会へ。

 

http://moonbowcinema.com/

 

今回の場所は千駄ヶ谷。防音設備ばっちりの会場で、大音量上映も可能。選ばれた映画はスパイク・リー『Do The Right Thing』!!

 

 

会場に入ると真っ赤な照明。スピーカーの下あたりに座ったので大音量を満喫。スパイク・リー、鑑賞のリズムがうまく掴めなくて、何度もレンタルで借りては最後まで到達できず、縁がない監督だと思っていたけれど、大音量のおかげか、すっかり物語に取り込まれ、スタンディングオベーションを捧げたいぐらいの気分になった。同じく縁がないと思っていた侯孝賢も、お膝元の台北の映画祭で観るコツを覚えたので、もちろん作風など個人的な好き嫌いはあるにせよ、映画って私の考えている以上に観る環境に印象が左右されるもので、最高の環境で観ることが叶うなら、どんな監督や映画でも、すっと身体に入ってくるのかも…ということに気づかせてもらえるmoonbow cinema、ありがとう!

 

前の席の女性が音楽に身体を揺らして気持ち良さそうに観ていたのが素敵だったので、途中からもはやスタンディングで、「市長」の愛するミラー・ビール片手に踊りながら観たい!と思っておった(とはいえ椅子はありがたいけれど!)。

 

映画に関しては、これまでVHSやDVDで通算100回は『Do The Right Thing』を観た、という小栗誠史さんが28の連載「One movie, One book」第3回で、この映画をとりあげてくださいますので、ご期待くださいませ。

 

私の感想はカラフルなファッションと音楽に彩られ、映画が撮られた1980年代後半のブルックリン、街と人がヴィヴィッドに記録されており、例えば「東京」と名のつく映画であっても街がしっかり映っている!と感激する映画はそう多くない中、『Do The Right Thing』は見事だなぁ、と思いました。ブルックリンの猛暑日の物語で、当時のブルックリンのエアコン普及状況がどうだったのかは知らないけれど(みんな室内でも暑そうだった)、エアコン普及率の低いパリで夏を過ごした時、たまに暑い日はどうしようもなくて、そんな日が続くとどんどん自分の感覚が野性味を帯びていったことを思い出した。暴走しやすくなっちゃう、暑いと。時折、あの体感が懐かしくて東京でも試してみたくなるけれど、アジアの夏はエアコンなしでは死の恐怖に晒されがちで無理…。今日の東京は夏日、気温も映画にぴったり。

 

 

『Do The Right Thing』ロゴを撮影する小栗さんの後頭部を撮り、連載の予告編といたします。みづきさんはスパイク・リーのプロダクション「40 acres and a mule」のTシャツを着ていて、お似合いでした!

 

https://spikes-joint.myshopify.com/

 

 

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