刀剣
エネルギーが回復したので、今年観た映画について徐々に記録していきたいと思ってます。時折、TVや配信で観たものについても。
これは6月の写真、自粛明けすぐに行ったのは東京国立博物館。埴輪もマスクをしておるよ。1月にメンバーパスを買ったけれど、1〜2度行ったのみで長い閉館に入った。再開後、閉館期間中のメンバーパス期限は延長してもらえました。事前予約して入館するシステムで、30分単位で入館人数上限が決まっているので、空いていて快適に観られる。
今年は大河ドラマ『麒麟がくる』を熱心に観ているので、刀剣や甲冑のエリアをじっくり観た。再開当初の目玉は平安時代の名刀『大包平』の展示。
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/201/297
空いている館内でこの前にだけ行列ができ、職員による誘導があった。刀剣ブーム(刀剣乱舞の影響?)によるものか。詳しくないけれど、実用の道具として作られたものだろうから、この刀も人をたくさん斬ったのだろうけれど、刃こぼれが一切なく作ったばかりのような美しさ。やわらかいものしか切っていないうちの包丁のほうがよほど傷んでいる…。これまであちこちで観た刀剣の中でも格別の妖気を放っていた。
『麒麟がくる』、将軍・足利義輝(向井理)の権力がいよいよ風前の灯火で、向井理の儚い表情を堪能する時間(向井理は死んだ魚の眼の時がもっとも美しいから、いつまでも死んだ魚の眼を堪能できる役柄を演じてほしい)なのだけれど、これまでほとんどその描写はないものの、足利義輝は剣豪で、畳に何本も突き刺した名刀を代わる代わる振り回して善戦したものの、しかし最期は畳を盾に串刺しされ亡くなった説がある人なので、今夜の『麒麟がくる』でその場面を観られるかしら、とドキドキしている。予告で障子に囲まれる向井理の姿までは確認しました。この時、畳に突き刺した名刀とは何か?も諸説あり、大包平もその名刀のひとつ、という説もあるらしい。こんな妖気漂う刀を振り回す義輝さまー!
現在、『大包平』の展示は終わり、『三日月宗近』の展示が始まったそうで、そちらも観てみたいです。
https://www.tnm.jp/modules/r_exhibition/index.php?controller=item&id=6224