増産

 

雪の重みに耐えられるように対策が施されるの、植物だけじゃなく、重々しく倒れそうもないブロンズの彫刻にも対策は施されていたし、公園のウサギも凛々し姿だった。勇ましい。欲しがりません勝つまでは!って吹き出しが似合う…。

 

 

ウサギのそばにあった謎の物体は雪に負けていた。やっぱり対策を怠ったからかな。何か動物のお尻と思われるのだけど、雪に埋もれた人参にも見える。雪下人参。普通の人参に比べて糖度が高そうな。雪下で育まれる甘み。

 

など、寒い時期に寒いところに行くの楽しいな。暑いところには暑い時期に行くのが好き。と悠長なことを言っていられるのは、新潟の冬が本気を見せていない一瞬の隙を突いただけだと思うのだけれど。

 

北陸新幹線の往復、「原節子の真実」を読み耽る。女優・原節子の歴史は戦前・戦時下・戦後の日本映画史でもあって、丁寧な取材ぶりが読み取れる、知らないことばかり書いてある。

 

戦時中、国民は一丸となって増産に励むようにという軍部の主張が込められた「増産映画」というジャンルがあり、軍部からの割り当てで「東宝は鉄、松竹は造船、大映は飛行機」だったのだとか…!

 

現在、半分まで読み進み、戦争が終わったあたり。

 

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Mariko
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