memorandom.tokyo連載 One book,One movie 第3回
memorandom.tokyoで連載中の「One book, One movie」更新されました。
映画関連本も原作本も登場しない、映画と本のお話。第3回は「口紅と女」。口紅を塗る人も、もしくは塗らない人も、口紅を塗りながら、あるいは落としながら、お読みいただければ幸いです。
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http://www.memorandom.tokyo/archive
この春の口紅は、資生堂ルージュルージュピコ「花明かり」。小指の先ほどのミニサイズで、値段は半分という気軽さ。小さいことは良いこと!
台北 / 明星珈琲館
memorandom.tokyoの連載第2回(こちら)で書いた、台北のロシア料理屋は「明星珈琲館」。
映画祭で映画を観る前に、ちゃんとした珈琲を飲みたくなり、付近で調べてみたら「蜂大珈琲」という素晴らしい老舗にたどり着いた。それで気を良くした私は、台北に中華圏や日本以外の文化が紹介され始めた頃のお店が残っているなら行ってみたいな、とgoogleで「台北 老店(=老舗)」などで検索し、見つけたのが「明星珈琲館」。
1949年創業のロシア料理屋兼カフェ。後で知ったことに、文人サロンのような位置づけの店で、映画人たちのゆかりの場所でもあるらしい。「台北ストーリー」のパンフレットに、主演の侯孝賢と共同脚本の朱天文の対談が載っており、それによると彼らがエドワード・ヤンと出会った頃、
「私たちは、よく”明星珈琲館”というカフェでいろんな映画の話や企画の話をしました。そして、ヤンさんの家で多くの外国映画を観ました」
と、朱天文が語っている。instagramで明星珈琲館のジオタグを辿ると、若い映画監督と一緒に来たらしいクリストファー・ドイル(王家衛映画の撮影でおなじみの!@dukefeng52) の写真もあった。
3階建てでお昼時に行くと、2階は昼食をとる人でほぼ満席。お茶したいだけ、と伝えると3階に案内され、ガラガラだった。
ロシアからまずたどり着いた上海に「明星珈琲館」があった頃の写真。
1階はケーキ&パン屋。いかにもレトロなバタークリームのケーキが並び、パッケージも素敵。月餅も1個から買え、お土産&自分用に買ってみたら、オーソドックスな味で美味しかった。ロシアン・マシュマロも売られている。
住所はこちら。カードに「記者会」「読書会」「講座」と書かれているのが文人サロンっぽい。台北駅〜西門の間。台北映画祭の会場である中山堂からも近く、次に行ったら食事をしたいと思っています。台北にまで来てロシア料理?と思わなくもないけれど、映画にまつわる場所としてもおすすめです。
memorandom.tokyo連載 One book,One movie 第2回
memorandom.tokyoで連載中の「One book, One movie」第2回更新されました。
眺めのいい窓辺でぼんやり妄想、考えごとする時間を愛してます。第2回は夏に行った台北、老舗ロシア料理屋の窓辺でつらつら考えたこと。題して「亡命とマシュマロ」、お楽しみいただければ幸いです。
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ん?「One book, One movie」が何故かarchivesに表示されていない…第1回はこちらです。
http://www.memorandom.tokyo/onebook-onemovie/1388.html
memorandom.tokyo新連載スタート
webマガジン memorandom.tokyoで新連載スタートしました。タイトルは「One book, One movie」。
映画関連本も原作本も登場しない、映画と本のお話。意外な映画と意外な本が手を繋ぐこともあるかもしれません。
あれ?と思われた28読者の皆さま、そうです。Cinema Studio 28 Tokyoで小栗誠史さんに連載いただいている「One movie, One book」と切り口が同じ。
映画も本も広く深い海のようにざぶざぶとしたもので、飛び込んでどんな貝殻を拾ってくるかは潜る人次第。2つのサイトの2つの連載、どちらもお楽しみいただければ嬉しいです。
小栗さんの第1回はこちら。私の第1回とは映画がどちらもアメリカのドキュメンタリーという点だけ共通していました。
https://cinemastudio28.tokyo/onemovieonebook_001
そして小栗さんのお店、鎌倉にある古書ウサギノフクシュウ、10/29、今週日曜に残念ながら閉店してしまいます。ウサギファンの皆さまも、ウサギ未踏の皆さまも、あの場所がなくなる前にどうぞお出かけくださいませ。
One book/One movie、タイトルを反転させるアイディアは、ふと思いついたようで、振り返ってみるとホン・サンス「今は正しくあの時は間違い」から影響を受けているのではないかしら。
http://2015.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=155
この映画、前半と後半、同じ設定、同じ登場人物の物語が反復するけれど、些細なズレによって違う結末に至るのです。それぞれの冒頭に差し込まれるタイトルが「今は正しくあの時は間違い」「あの時は正しく今は間違い」ってハングルで書かれているらしく。
と、いろんな映画の話をしてしまったけれど(映画祭期間中だし!)、ふたつの連載、お楽しみいただければと思います。
ベッドの上のビートたけし、渋谷のワイズマン。
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