【本日更新】Golden Penguin Award 2025

本日更新しました。
Cinema Studio 28 Tokyoは謹んで、Golden Penguin Award 2025を発表します!
Golden Penguin Award とは執筆陣・スタッフが2025年に観た映画のうち、「最も印象に残っている映画」を1本選び、それぞれのGolden Penguinを捧げ発表する賞のこと。2025年に撮った映画にまつわる写真を添えました。
執筆陣の皆さんとお会いしたりやりとりしたりする際、この映画が良かった、あの映画が楽しみ!と情報交換するのですが、いざGolden Penguin Award となると話題に上がらなかった映画が選ばれ、私の知らない皆さんの時間に思いを馳せます。2025年は邦画実写興行収入歴代ナンバーワン、連日ニュースになる話題の映画もあったけれど、誰ひとり選んでいないのも面白い。マイペース!
観た場所も、選んだ1本もバラバラの28らしいAward。暖かい場所で、あなたの2025年を振り返りながらお楽しみいただければ幸いです。
こちらのリンクから↓
https://cinemastudio28.tokyo/goldenpenguinaward_2025
Golden Penguin Award、9回目の更新になりました。9年分のアーカイブはこちら。
https://cinemastudio28.tokyo/goldenpenguinaward
Weekly28/ピアノ&シネマ2023御礼/金澤文鳥

5月2日、横浜ジャック&ベティにて柳下美恵さんのピアノ&シネマ2023、上映後のトークゲストとして参加させていただきました。
終了後、(私と同じく)一番好きな監督はエルンスト・ルビッチ!という方に声をかけていただいたり(同志よ!)、温かい感想もいただき、貴重な機会をくださった柳下美恵さん、素敵な観客の皆さま、ジャック&ベティスタッフの皆さま、本当にありがとうございました!
上映前、ジャック&ベティの3階(バックヤード、映写室がある)に入らせていただいたのですが、貴重な映画資料が無造作にざくざく置かれていて、歴史ある映画館のかっこよさ満載で、何日でも居られそうな場所でした。
鑑賞したDプログラムを振り返り。
『磁石警察』(1902年)
19世紀にパリで人気を博したサーカス団・ビュイック座の組体操のような動きを撮ったコメディ。映画の誕生(1895年)から数年後のこんな超短編が120年経った現在も、遠い国で大事に上映されていることが素敵。
『キートンの即席百人芸』(1921年)
当時最先端の撮影技術を駆使しバスター・キートンが何役も演じ分け、多彩なキートンがスクリーンに同時存在する。1921年にこれを撮るなんて、気が遠くなるような緻密で複雑な撮影だっただろうと想像すると、メイキングを観たくなる。
バスター・キートンの顔ファン(顔が好き)なので、女性、老人、猿!といろんなキートン・コスプレを楽しめるし、目鼻立ちがくっきりした顔だからこそ何に扮してもキートンらしさが残るのが面白い。女性役を演じるメイクを施したキートン、坂本龍一にそっくりでは…?考えてみれば同じ系統の顔立ちかも。
『花嫁人形』(1919年)
ルビッチ!常に新しい発見がある映画で、トークのためしばらくオッシちゃんのことを考えていたせいか、上映中はオッシちゃん以外のことを考えていた。
・ルビッチは俳優出身で、映画監督になってからも演出は言葉で伝えるのではなく自分で見本を演じてみせたと読んだので、あのキュートな馬の演技もルビッチが演じてみせたのかな。馬たち、ちょっとした脚の曲げ方が表情豊か。
・女嫌いの男性が遺産相続のため結婚の必要に迫られ考えたアイディアが「人形と結婚する」こと。1919年、「女嫌い」はどう表現されるの?とインサートの字幕を読むとmisogynist とあり、こんなケースで使う単語なのか。今ならmisogynist と一括りにせず、表現のバリエーションがありそうだけれど。
・『花嫁人形』はギリシャ神話『ピグマリオン』にヒントを得た創作で、脚本はルビッチ。元ネタがあるにせよ、男女が結婚することが当然の前提として展開する物語が多い時代の映画において、女性が苦手で結婚を強要されてしんどい登場人物なんて斬新で、ルビッチ、つくづくモダーンな人と思う。
・ルビッチ映画についてのレビューに、ゴージャスな映画だが不倫ものは観ていてしんどくなると書かれているものが時々あり、遠い昔につくられたフィクションだとしても観る側の感覚は日々変化しているから、そんな感想を抱くのも自由と思う。そして結婚する/しない、異性と/同性と、三次元とは限らない/二次元かも?などパートナーシップの多様化や、誰かのパートナーシップ形成への他者の介入を良しとしない傾向が進む中、いずれ『花嫁人形』も、女性嫌いな男性に金銭を条件に結婚を強要するなんて個が尊重されていない、観ていてしんどいって感想を抱く人が増えてくるのかもしれない。
・そうなると何かと「そろそろだね」「もうそろそろだよ」と若い女性が婚姻を手配されがちな小津映画なんて大半が観ていてしんどいカテゴリーに入る未来がくるのかな。
・数年前だけれど愛の対象や形は様々で、誰も愛してなくても良い現代なら『花嫁人形』の彼も生きやすいのでは?と思いながら読んだ記事がこちら。
批判もあったが「勇気付けられた」 初音ミクさんとの“本気の挙式”を終えて
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1811/21/news031.html
トーク中に紹介させていただいた、私がルビッチにハマるきっかけになった、ジャン・コクトーが内装を手掛けたパリの映画館 Studio28 の写真を発掘しました。2007年撮影のため、現在は少し変わっているかもしれません。
モンマルトル、メトロ Blancheが最寄り。ジャン・ジュネの映画『アメリ』で有名になった界隈にある。

BAR&JARDIN Accès Libreとあり映画を観なくても、併設のバーと庭には自由に入れる。

エントランス。モノクロ時代のフランス映画で、このエントランスがちらっと映るシーンがあったけれど、思い出せない…。ロメールだったか、ユスターシュだったか。

その日の上映作品紹介。当時、ジェーン・バーキン監督『Boxes』が封切りだった。

エントランス内側にあるジャン・コクトーのサイン。

チケットを買い、上映待ちのロビーの風景。1928年オープンの歴史ある映画館だから、ロビーの壁が写真や資料で映画博物館のよう。

スクリーンは1つだけで、内装はドリーミー!壁と天井が紫、緞帳と椅子が赤、キノコのシャンデリア!私が観た『ウィンダミア夫人の扇』も20年代につくられたもの同士、場の雰囲気に合っていたけれど、非現実的な内装だから『花嫁人形』もすごく似合いそう。

庭は白い天幕のような布がかかっていて、フランスの映画スターがたくさん!

テーブルも俳優の写真のコラージュ。メニューはフィルム缶に貼ってある。当時は映画館とバーをスタッフが兼任していて、声をかけると飲み物を持ってきてくれた。
https://www.cinema-studio28.fr/
【最近のこと】

ジャック&ベティ、川畑あずささんデザインの黄色いポスターがあちこちに貼られていて、パッと目を惹く鮮やかさで素敵でした。
川畑あずささんはCinema Studio 28 Tokyo のデザイン担当。このサイトのすべてのデザインを手掛けていただいています。
あずささんにいただいた金沢土産の金澤文鳥(文鳥パッケージの羊羹)、めちゃくちゃ可愛い。鳥類の親近感でうちのペンギンズも色めきたっている。instagramで#金澤文鳥 で検索すると、金澤文鳥とリアルな文鳥を一緒に撮っている写真がたくさんあって眼福でした。


【本日更新】Golden Penguin Award 2022

本日更新しました。
Cinema Studio 28 Tokyoは謹んで、Golden Penguin Award 2022を発表します!
Golden Penguin Award とは執筆陣・スタッフが2022年に観た映画のうち、「最も印象に残っている映画」を1本選び、それぞれのGolden Penguinを捧げ発表する賞のこと。2022年に撮った映画にまつわる写真を添えました。
かつての日常に戻ったようで戻っていない曖昧に長引くコロナ禍、戦争、事件、疲れる心…現実世界のほうが映画より映画的で、映画には終わりがあるけれど、日常は続いていくね…という気分だった2022年。皆さんの文章の中にそんな世相が滲んだり、現実から離れるために映画館に向かったり。
観た場所も、選んだ1本もバラバラの28らしいAward。東京は冷凍庫の中みたいに極寒ですが、暖かい場所で、あなたの2022年を振り返りながらお楽しみいただければ幸いです。
http://cinemastudio28.tokyo/goldenpenguinaward_2022
Golden Penguin Award、積み重ねることによってきっと興味深いAwardになると当初から思っていました。過去のアーカイブはこちら。自分が書いたものでも、なんだか他人の人生みたい。
https://cinemastudio28.tokyo/goldenpenguinaward
【本日更新】Golden Penguin Award 2021

本日更新しました。
Cinema Studio 28 Tokyoは謹んで、Golden Penguin Award 2021を発表します!
Golden Penguin Award とは執筆陣・スタッフが2021年に観た映画のうち、「最も印象に残っている映画」を1本選び、それぞれのGolden Penguinを捧げ発表する賞のこと。2021年に撮った映画にまつわる写真を添えました。
終わりの見えないパンデミック、未知のワクチン接種、東京オリンピック…。現実世界のほうがよほど映画的だった2021年。映画を観る気分じゃなかった人も、やっぱり束の間の映画の時間が楽しかった人も。皆さんの文章の隙間に、なんとく苛立ちや哀しみが滲んで、それぞれの場所でのそれぞれの日常に想いを馳せました。
観た場所も、選んだ1本もバラバラの28らしいAward、安全な場所で、あなたの2021年を振り返りながらお楽しみいただければ幸いです。
http://cinemastudio28.tokyo/goldenpenguinaward_2021
Cinema Studio 28 Tokyo 4周年

Cinema Studio 28 Tokyoは、インターネットを漂う、
東京にあるらしい、あるかもしれない映画館。
12月28日、映画の誕生日に生まれたCinema Studio 28 Tokyoは4周年を迎えました。
思えば1年前はオフィスから見える建設中のオリンピックスタジアムを眺めながら、2020年は華やかな年になるのだろうと信じて疑わなかったのに、こんな未曾有の年になるなんて、どんな脚本家でも思いつかない展開では。
私の人生においても最も映画を観る機会が少ない年で、映画館が閉まっていたから、という理由以上に、現実のほうがよほど映画的だったからだと思います。
稼働の少ない28ですが、私たちのペースで徐々に開けていきますので、どうぞ引き続き遊びに来ていただけたら嬉しいです。
<写真>
秋、東京フィルメックスでマノエル・ド・オリヴェイラの410分もの超大作『繻子の靴』を観終わったの図。有楽町朝日ホールの椅子に長時間座ることを危惧し、家にあった小さめのペンギンクッションを連れて行ったら、椅子と腰の間にまさかのジャストフィット。私を支え続け、ヨレヨレ虚無の表情のペンギン…ほんま、ありがとうな…
間もなくどこにも行けない冬休みに入るので、2020年観た映画のことは記録していきたいと考えています。
映画の秋

ご無沙汰しております。唐突ながら、最近食べたケーキです。立体的!

フォークでひと突き。ま、そうなるよね。食べるってそういうこと。この後さらにグロテスクな展開になったけれど自粛。以前食べたペンギンケーキは中がカシスのムースで、血の色に似ていたけれど、あれに比べるとこちらは穏やかな色調。

池袋、メトロポリタンホテルはペンギン好きの聖地であった。
ここ半年ほど、身体が先に新しい世界に強制的に足を踏み入れ、気持ちが追いついていない状態だったけれど(そういう時に文章を書くのはなかなかしんどく、日記が疎かになっていた)、8月後半にバラバラになった感覚が統合する瞬間が不意にあり、待ち望んだエネルギーが回復してきた感がある。
過去に自分が経験した中では中国に行った時、身体はすでに移動していて、感覚のうちいくつかは準備はできているけれど(特に言語感覚のうち、読み書き聴くはある程度整っていた)、話すハードルが高く、徐々に微細な発音の難しさが原因だと思い当たり、マンツーマンで発音だけ矯正してくれる先生を探し交渉して毎週通い、1ヶ月ほど過ぎた後に突然バチっと感覚が統合する瞬間が訪れ、以降すらすら話し通じるようになった時と似ていた。あんな興味深い瞬間は二度と人生には訪れないだろうと思っていたけれど、予期せぬ疫病によって再度もたらされた。
自粛中にどう過ごした何を観た、という話は何人ともしたけれど、こういう身体感覚の話を誰かとしてみたいな。
エネルギーが回復した途端、急に忙しくなったので、何年かぶりに手帳を買い、公開される映画の情報も調べて書きこんでみたけれど、東京国際映画祭もフィルメックスも無事開催されるのですね。
東京国際映画祭は 10/31(土)〜11/9(金)。今年は部門を減らして統合したり、フィルメックスとの連携があったりするようです。ラインナップ発表は9/29(火)。
東京フィルメックスは10/30(金)〜11/5(木)。例年より早い時期の開催で、東京国際映画祭と時期が重なるので要注意。
https://filmex.jp/2019/news/information/filmex2020
週末にしか行けないかもしれないけれど、こんな年にも東京に映画の秋がやって来ることが嬉しいです。
共生できない

『女王陛下のお気に入り』、楽しんだけれど、ヨルゴス・ランティモス映画だとやっぱり『ロブスター』が一番好きだな、と考えていたら、Netflixにあったので久々に観るの図。
家庭を持ち、子孫を残すことが義務付けられた近未来。妻に捨てられてしまった男デイヴィッドは街のルールに従い、はずれにあるホテルへと送られる。そこでは45日以内に自分の配偶者となる人を見つけなければならず、見つけられなかった場合は動物に姿を変えられてしまうという運命が待っていた。
こんな荒唐無稽で絶望的な設定を、丁寧に解説する冒頭部分が好き。コリン・ファレル演じる主人公は姿を変えるとしたら、ロブスターを希望するけれど、私はペンギンだな…鏡に自分の姿を写して、今日も可愛い♡ってうっとりしたいと思っていたら、ピシャッと「オオカミとペンギンはダメ」と拒否され、その理由が、

共生できないから、と。マイペースな振る舞いだからだろうか。同じ理由でラクダとカバもダメらしい。こんな設定なのに、最後まで観ると、愛って…と考えさせられてしまう監督の力業よ。
http://www.finefilms.co.jp/lobster/
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