【本日更新】Golden Penguin Award 2024
本日更新しました。
Cinema Studio 28 Tokyoは謹んで、Golden Penguin Award 2024を発表します!
Golden Penguin Award とは執筆陣・スタッフが2024年に観た映画のうち、「最も印象に残っている映画」を1本選び、それぞれのGolden Penguinを捧げ発表する賞のこと。2024年に撮った映画にまつわる写真を添えました。
原稿を送っていただいた際に「改めて、好きな映画と印象に残った映画は違うなぁと思いました」とコメントが添えてあって、私も毎年そう思います。印象に残った映画を選ぶ理由の大半に「2024年の自分」が重く乗っかっていたりして。今回の「映画にまつわる写真」は、北や南の映画館の写真ばかりだったのも興味深い。遠い街の未踏の映画館で映画を観る見知らぬ誰かに想いを馳せたりして。
観た場所も、選んだ1本もバラバラの28らしいAward。暖かい場所で、あなたの2024年を振り返りながらお楽しみいただければ幸いです。
こちらのリンクから↓
https://cinemastudio28.tokyo/goldenpenguinaward_2024
【本日更新】Golden Penguin Award 2023
本日更新しました。
Cinema Studio 28 Tokyoは謹んで、Golden Penguin Award 2023を発表します!
Golden Penguin Award とは執筆陣・スタッフが2023年に観た映画のうち、「最も印象に残っている映画」を1本選び、それぞれのGolden Penguinを捧げ発表する賞のこと。2023年に撮った映画にまつわる写真を添えました。
コロナ禍を経てみんながそろりそろりと外に出た2023年。皆さんの文章を読んでも、飛行機の中で映画を観ていたり、遠くから移動して東京で私と会ってお喋りした人が参加してくれたり、「移動」が日常に戻ってきたな、と実感しました。
観た場所も、選んだ1本もバラバラの28らしいAward。暖かい場所で、あなたの2023年を振り返りながらお楽しみいただければ幸いです。
https://cinemastudio28.tokyo/goldenpenguinaward_2023
Golden Penguin Award、積み重ねることによって書く人にも読む人にも編集する私にも、意味深いAwardになるかも?と思って始めたのですが、実際そうなってきたな、と思っています。遡って読むと閉館した映画館の写真もあったりして、胸がギュッと鳴りました。
https://cinemastudio28.tokyo/goldenpenguinaward
最近、化石みたいに古いMacBookを処分すべく最後にデータを整理したら、デザイン担当・川畑あずささんにGolden Penguin Awardのデザインを依頼する際、イメージ共有用に作った資料が出てきたのですが、
「金馬賞(中華圏)、金熊賞(ベルリン国際映画祭)と、映画賞ではさまざまな金の動物が頑張って働いており、ペンギンも働くべきです」って真顔でペンギンに労働を促している過去の自分がいて笑いました。「ペンギン 賞」「ペンギン トロフィー」などでたくさん検索して、この資料作ってるとき最高に楽しかったです。
【本日更新】Golden Penguin Award 2021
本日更新しました。
Cinema Studio 28 Tokyoは謹んで、Golden Penguin Award 2021を発表します!
Golden Penguin Award とは執筆陣・スタッフが2021年に観た映画のうち、「最も印象に残っている映画」を1本選び、それぞれのGolden Penguinを捧げ発表する賞のこと。2021年に撮った映画にまつわる写真を添えました。
終わりの見えないパンデミック、未知のワクチン接種、東京オリンピック…。現実世界のほうがよほど映画的だった2021年。映画を観る気分じゃなかった人も、やっぱり束の間の映画の時間が楽しかった人も。皆さんの文章の隙間に、なんとく苛立ちや哀しみが滲んで、それぞれの場所でのそれぞれの日常に想いを馳せました。
観た場所も、選んだ1本もバラバラの28らしいAward、安全な場所で、あなたの2021年を振り返りながらお楽しみいただければ幸いです。
http://cinemastudio28.tokyo/goldenpenguinaward_2021
【本日更新】Golden Penguin Award 2020
本日更新しました。
Cinema Studio 28 Tokyoは謹んで、Golden Penguin Award 2020を発表します!
Golden Penguin Award とは、執筆陣、スタッフが2020年に観た映画のうち、「最も印象に残っている映画」を1本選び、それぞれのGolden Penguinを捧げ発表する賞のこと。2020年に撮った映画にまつわる写真を添えていただきました。
未知のウィルスにより生活が一変し、全世界の映画館が一斉に扉を閉めるなんて、パニック映画の中を生きているようだった2020年。Golden Penguin Award は初回から「DVDやNetflix、amazon prime等の配信、テレビ放映で観た映画でもOK」をルールとしており、2020年こそこのルールが生きる年になるだろう、と思っていたけれど、届いた原稿を読んでみれば…28の執筆陣、2020年も映画館にしっかり通っていたようで、タフさに驚きました。
けれどもちろん、これまで通りではなくて、それぞれの2020年の感情もしっかり綴られており、年に1度の定点観測としてAwardに参加していただき、記録を残すことの意味についても考える機会となりました。
例によって観た場所も、選んだ1本もバラバラの28らしいAwardとなりました。安全な場所で、あなたの2020年を振り返りながらお楽しみいただければ幸いです。
http://cinemastudio28.tokyo/goldenpenguinaward_2020
サイレント映画ピアニストの柳下美恵さんにも、Golden Penguin Award 2020にご参加いただきました。10年以上前から演奏つき上映会にコツコツ通っておりましたが、2020年、初めてご挨拶させていただき、ご縁が繋がって嬉しいです!!
春江水暖
Golden Penguin Award 2019に私が選んだ『春江水暖』は中国映画で、杭州郊外にある富陽という街が舞台。行ったことはないけれど、水辺にいかにも中国らしい寺があって綺麗な街だった。なんてことはない、中国に山ほどある、風光明媚な地方都市なのだろうけれど、綺麗な街だ!と思っている人が撮っている映画だった。
『パラサイト』でオスカーを撮ったポン・ジュノ監督の、この人はすごい「人たらし」なんだろうな!と各所への気遣いと映画愛に溢れたエモーショナルなスピーチが素晴らしく、とりわけスコセッシの言葉を引用した “The most personal is the most creative”、しみじみと良かった。『春江水暖』のグー・シャオガン監督に感じた、自分に集中してる!の印象も、まさにそれだった。監督の両親が富陽で営んでいたレストランが再開発の波に飲まれて閉店することになったエピソードを映画にすることを着想し、結果として『春江水暖』になったらしい。中国の「百度」で調べたところによると、意外にも大学での専攻は服飾設計(コスチュームデザイン)だったそうで、山水画や漢詩など伝統要素を現代に落とし込む衒いのない手さばきは、少し服飾の人っぽいなと思った。
映画についてほとんど情報がないけれど、フィルメックスのサイトに上映後のQ&Aも掲載されています。154分観終わった最後に「第1部完」って字幕が出て、会場が軽くどよめいていた。監督は穏やかな印象だけれど、時おり肝の据わった感も漂わせる人で、撮れるかわからない続きをさらっと匂わせるあたりも、静かに大胆。
https://filmex.jp/2019/program/competition/fc7
フィルメックスの市山ディレクターの熱意で東京の観客がこの映画に出会えたとのことで、市山ディレクター直々に字幕も担当されており、中国語→日本語の認識で観ていると、微かに翻訳が謎な箇所があり、??と思っていたら、Q&Aの場で見る限り、市山ディレクターは中国語を解していらっしゃらない様子だったので、中国語→英語字幕→日本語字幕と言語を跨ぐうちに、??の箇所が生まれたのかな、と思った。配給が決まったと小耳に挟んだけれど、『春江水暖』のタイトルのまま公開されるか不明なので、逃さないように情報を得ておきたい。
『春江水暖』は漢詩(蘇東坡「恵崇春江晩景」)の一部。春江水暖鴨先知。春の到来を、長江の水が暖かくなったことで、鴨が先に知る。
Golden Penguin Award 2019
https://cinemastudio28.tokyo/goldenpenguinaward_2019
写真は本日の不忍池。光が白くて、スワンボートは春がもう近いって私より知ってるはず。
【本日更新】Golden Penguin Award 2019
本日更新しました。
Cinema Studio 28 Tokyoは謹んで、Golden Penguin Award 2019を発表します!
Golden Penguin Awardとは、執筆陣、スタッフが2019年に観た映画のうち、「最も印象に残っている映画」を1本選び、それぞれのGolden Penguinを捧げ発表する賞のこと。2019年に撮った映画にまつわる写真を添えていただきました。
新年早々、世界が一変してウィルスの恐怖ひしめく場所になってしまい、お屠蘇気分など遠い昔という気分でおりますが、映画館が閉鎖された中国ではTikTokを運営するIT企業がお正月映画を100億円で買収し、外に出られない人々のためにアプリで無料上映したそうです。
映画館って案外あっけなく閉館してしまう儚い存在だから、Golden Penguin Awardでは、選んだ映画を「観た場所」も記録しているのですが、あっという間に「え?まだ映画を映画館で観てるの?」なんて世界になるのかな。
観た場所も、映画の傾向もバラバラの、28らしいアワードになりました。
あたたかい飲み物を準備して、のんびりお楽しみいただければ幸いです。
2020年もマスク、手洗いに注意して、どんな場所でも映画を楽しみましょう!
My Silver Penguin Award
金曜夜、『LA LA LAND』地上波放送ということでチャンネルを合わせてみたものの、日本語吹替のテンションについていけず、そっと消したの図。
Golden Penugin Award 2018、1本だけ選ぶというのがなかなか選択に思考が必要だな、と思っているけれど、
https://cinemastudio28.tokyo/goldenpenguinaward_2018
執筆陣それぞれ、選び方にも個性があるのだろうけれど、私は年末に振り返って5本程度に絞ってから決めている。最後まで迷ったけれどGolden Penuginには選ばなかった映画は、
『きみの鳥はうたえる』
観た後なかなか言葉にならなくて、そのかわりに函館に行った。
『スリー・ビルボード』
https://cinemastudio28.tokyo/2018/06/16/
『ファントム・スレッド』
https://cinemastudio28.tokyo/2018/07/07/
『アマンダ』
https://2018.tiff-jp.net/ja/lineup/film/31CMP01
東京国際映画祭のグランプリ上映で観た。6月に『アマンダと僕』というタイトルで公開されるとのこと。
http://www.bitters.co.jp/amanda/
ここ数年、グランプリ上映は観ているけれど、『アマンダ』が最も好みで感激した私は、その週末にアンスティテュ・フランセであったミカエル・アース監督『この夏の感じ』上映にも行った。どちらの映画もその街の水で洗濯しその街の空気で乾燥させた衣服を着る人々の、地に足のついた暮らしと喪失と再生が描かれており、我らの時代の新たな監督と出会えた喜びでいっぱい。
これらの映画に私のSilver Penguinを捧げたい。
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