棋牌
北京で撮った写真で、「棋牌」と書いてあるので雀荘だと思う。扉が閉まっていて「参観して写真撮るなら10元」って張り紙が貼ってある。10元払って写真撮ればよかったかも!
和田誠展の予習、今夜は『麻雀放浪記』を配信で観る予定。みなさま、素敵な週末を!
秋のmoonbow cinemaはオリンピック
連載『moonbow journey』で活動を綴っていただいているmoonbow cinema、秋の上映のお知らせがありました。
詳細はこちら
https://moonbowcinema010.peatix.com/view
9/29(土)、上映作品は『民族の祭典』『美の祭典』。1936年のベルリンオリンピックを記録した映画。不思議と長さを感じさせない面白さがあった記憶。日本公開時とてもヒットしたと聞いていたけれど、冷静に考えてみて、テレビもなかった時代、オリンピックの結果は新聞やラジオ音声で知るしかなく、映像で観ること自体、珍しかったんじゃないかなぁ…と想像したら、wikiにそう書いてあった。
写真は北京のオリンピックスタジアム界隈。これ、手前の箱型の、壁面に水の波紋のような模様があるブルーの建物はオリンピック水泳競技に使われたプール。その奥に平行するようにほぼ同じ高さでマンション、オフィス用の民間の建物があり、その先頭が龍の頭のデザイン。こんなふうにスタジアム広場から眺めると、水辺から龍がニュッと頭だけ出しているように見えるの…と友達が説明してくれた。龍の頭部分のマンションだかオフィスだかの部屋、べらぼうに高いんだろうな…。
オリンピックが街の景色をがらりと洗い替えてゆくことを私は北京で知り、まさか東京でも味わうとは思っていなかった。2020年、東京はどんな顔をしているんだろうと、どこを見渡しても工事中だらけの街を見て、ふと考えてしまいます。
1936年のベルリンオリンピックを、開催当時の東京の生活を連想させるような神楽坂の古民家で観るmoonbow cinema、映画&スポーツの秋のはじまりにぴったりでは!予約は明日9/22(土)正午スタートとのことです。
ラストエンペラー
北京、香山公園から見下ろした紫禁城。あまりに暑いので現実逃避気味に秋のこと、洋服、靴、コスメなどなどをチェックしてみる中、ADDICTIONの秋冬テーマが「ラストエンペラー」と知った。
こちら!
https://www.fashion-press.net/news/40890
『ラストエンペラー』に溢れる色、紫禁城の壁、衣装、装飾品…から抽出した色をなかなか忠実に再現しているけれど、肌馴染み、コンサバオフィスメイク、愛され顔…などのキーワードからかけ離れた振り切りっぷりが潔いですね。似合う気はしないけれど、所有して飾りたくなる感じ。案外、塗ってみると似合ったりするのかなぁ。
映画『ラストエンペラー』、贅沢に紫禁城でロケして当時の宮廷生活の再現度も高かろうに、誰もが英語を話す点はおおいに違和感があった。なんとなく、もったいない映画だな、中国語を話してくれれば良かったのに、という感想。言語は映画の最初から最後までの問題なので、最初から最後まで落ち着かなかった。
香山は紫禁城の北にある、風水に配慮して人工的に作られた低めの山。頂上まで登ると、紫禁城を一望できる。夕陽を眺めたくて登ったけれど、曇りではなく、空気汚染問題で霞んでほとんど見えなかった。以下の写真の右端にうっすらと映るオレンジの円が私が見た夕陽である。情緒も何もないね…。
暑さ
東京、久しぶりに、無防備に外に出ると命の危険に晒される暑さが続いている。
ここ数年、最も暑かった瞬間は、3年前の夏、北京の午後だった。朝から映画館で映画を観て、観終わってお昼を食べ、前門(天安門広場の南)にいたので、あろうことか天安門広場を横断しようと無防備な決断をしてしまった。北京で一番好きな場所だから。その日の北京が40度で、太陽が高い位置にある午後2時、遮るものが何もない、歩いても歩いても毛沢東の肖像画は近くならないほど広い場所にいることを、歩き始めてから気がついた。体感温度は40度後半だったと思う。ここ数年、最も死に近づいた瞬間だった。
グリルの上で焼かれる野菜の気分ってこんなんかしら、と思ったあの日に比べれば、現在の東京はまだマシと思えるのだから、何事も相対化なのかもしれない。
この日に観たのは、陳凱歌(チェン・カイコー)の『道士下山』だった。日本で公開されてもきっと観ないけれど、中国の映画館で観るとやたら面白く感じる、という部類の映画だった。ワイヤーアクションばりばりのカンフー映画。
中国最大の超大作が大コケし、3日で公開停止したニュース(こちら)を読んで、あ、ちょっと観たいなぁ、中国の無闇に金ピカでギラギラしたシネコンで、と思いました。
Cinema memo : エヴァ・グリーン
一気に夏めいた東京。梅雨、中休みと言わずこのまま明けて欲しい。発作的に暑い日・水辺という大好きなシチュエーションを脳内が求め、該当する写真を探してみると、何年か前の夏の北京を引き当てた。みんな大好き、后海界隈。私も好き。
この日はここ数年で体感温度がもっとも高かった日で、空港に向かう前に名残惜しく、后海のほとりにある茶館へ。何の部屋?と聞きたくなる広い書斎のような個室に通してもらい、独占状態でのんびり絵葉書を書いた。今日40度よ、今年一番の暑さ!と店員さんに言われながら、熱いお茶をすする。
話は変わり、ホン・サンス祭もまだ1本しか観ていないけれど、4本のうち2本は過去に観ているからのんびり追うとして、ポランスキーの新作が公開された。忙しいな、6月。
告白小説、その結末
芳しい感想がどこからも聞こえてこないけれど、別にいいの、つまんなくても。エヴァ・グリーンをスクリーンで眺められるだけで。私は『ドリーマーズ』以来、エヴァ・グリーンの魅力に嵌り、今でも『ドリーマーズ』が一番好きだけれど、
ダニエル・クレイグ演じるジェームズ・ボンド・シリーズで最高のボンドガールはエヴァ・グリーンだとも思ってる。ヴェスパーロスに陥るジェームズ・ボンドに共感しきりだった。
金の動物がんばる
Golden Penguin Award、なぜペンギン?という質問もありました。おもな理由は、私がペンギン好きだから(オーナーによる賞の私物化)!それから、北京の映画博物館(電影博物館/IKEAのように郊外にあり、IKEAのように巨大。友達が運転して連れていってくれた)で展示を観ていると、
中国大陸の映画賞、金鶏賞のトロフィー(右)が展示されていて。台湾の映画賞は金馬賞、ベルリンでは金の熊、ヴェネチアでは金の獅子。映画界では金の動物が頑張っておる…それにひきかえ我が家にたくさんいるペンギンときたら、おやつを食べ惰眠を貪るばかり…ペンギンも働くべきである!と思ったことも理由のひとつ。地上ではのんびりマイペースだけれど、水中では俊敏だったり、ペンギンらしさはCinema Studio 28 Tokyoのイメージにも似合う、と思った次第。毎年の恒例企画にします。
archivesにひょっこりいるペンギンもシンプルで可愛いのです。
http://cinemastudio28.tokyo/archives
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