予習?
金曜から3日連続で映画館へ。オフィシャルに冬が終わり、冬眠から覚めて起動したということか、新生活に身体が慣れてきたということか。
「牯嶺街少年殺人事件」は土曜から上映が始まり、どこも満席とのこと。当然だよなぁ。
私は来週、観る予定で席も確保済み。北京で買った本その他、本棚にいろいろ予習できるものが揃っている。別のものを読むつもりで借りてきた「文學界」3月号、めくっていると野崎歓さんの文章を発見。野崎歓さんの映画についてのエッセイ、大好きなので意気揚々と読み始めかけたのだけれど…観終わった余韻で読むほうがいいかな、と今日は保留した。
けれど、最後の段落にあった文章が目に飛び込んできた。あまりに素敵だったのでメモ。
「映画とは夜の体験であり、夜の懐のうちに呑み込まれていくことの眩暈だ。そのことをエドワード・ヤンほど美しく、濃やかに示した監督はその後四半世紀、現れていないのである。」
http://www.bitters.co.jp/abrightersummerday/
焦がれていた時間があまりに長かったので、観るにあたって、なんだか変に緊張してきた。