素食

 

パスポート申請のため、今週の一部お休みをもらうことを宣言し、まだ申請もしていないのに、あちこち行きたい街に思いを巡らす。マイレージ、一昨年、北京に行った時に使ったきりで貯まる一方だったので、パリまで3往復できそうなほど貯まってる。マイル長者。

 

夏までの間、月に何本か台湾映画を観て予習しようかな、と、まず「恋人たちの食卓(飲食男女)」をずいぶん久しぶりに観ることにした。観ながら、きっと私はお腹が空くだろう。観終わったら中華を食べるだろう。アン・リー、ハリウッドで大作を撮るようになってからも好きだけれど、やっぱり台湾時代の3部作が特に好き。撮る映画の規模はずいぶん変わったけれど、根っこの部分はブレない人だな、と「ライフ・オブ・パイ」のような映画を観た時すら思った。

 

写真は北京で食べた野菜の水餃子。21世紀に入ってから味わった中で最も暑い日(40度!)だったせいか、完全に食欲を喪失しており、そう友達に伝えると「素食はどう?野菜だったら食べられるかも?」と提案して予約してくれた。素食とはベジタリアンフードのことで、肉っぽい食感のものも、野菜やグルテンをアレンジして、そっくりの食感や味に仕立ててある。友達の狙いは見事に的中して、食べているうちにどんどん食欲も回復し、ぱくぱく食べ、野菜の優しさの侮れなさに唸った。

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Mariko
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