My Kitano Best
「浅草キッド」と同時進行で台南の本を斜め読んでおり、台南って写真で観る限りパキっと空が青く高く、沖縄の写真を観ているようで、台南→沖縄→ソナチネ→3-4X10月→浅草キッド→台南→と、ループし続ける数日。夏のように暑いからかもしれない。派手なシャツ着た寺島進が似合う気温のせいか。
北野映画のMy bestを考えてみて、
・その男、凶暴につき(1989)
・キッズ・リターン(1996)
・アウトレイジ・ビヨンド(2012)
かしらね(暫定)。このチョイスには理由があって、北野映画のうち、音楽:久石譲が苦手なのだと思う。音楽が映像より前に出ようとのさばる感じがあって、せっかくセリフも削り編集もタイトに工夫したところを、音楽ですっかり説明しちゃって興ざめする。「アウトレイジ・ビヨンド」公開時、早稲田松竹で3本立てがかかり、
こちら(「その男、凶暴につき」「3-4X10月」「あの夏、いちばん静かな海」)
http://www.wasedashochiku.co.jp/lineup/2012/takeshikitano.html
どれも久しぶりに観たけれど、「3-4X10月」は意外な面白さを発見し、「あの夏、いちばん静かな海」は辛かった。あんなに静かな映画なのに、音楽が煩い。大好きだった「キッズ・リターン」もずいぶん観ておらず、今観ると音楽が理由でランクを下げるのかもしれない。
「アウトレイジ 最終章」はきっと音楽:鈴木慶一だと思うので、その点でも楽しみ。