1990年、東京の煌めき
仕事帰り、神保町シアターにて「東京上空いらっしゃいませ」を観る。99席のうち、30分前に到着したら62番だった。もしや、と思っていたら満席になり、入れなかった人もいるみたい。ソフト化されていないので、名画座にかかるたびに満席になっている。
人生最後の日に観たい映画3本立てを去年、ふと考えてみて、1本目がこの映画だった。人生が終わるなら「死の予習」として観るのにぴったりだと思った。それは同時に生の復習でもあって、生の煌めきをざぶざぶと咽びながら浴びることでもある。
とにもかくにも牧瀬里穂!1990年という年の、東京の煌めきが丸ごと、1人の少女に降り注いでいる。これまでどれだけ映画を観たのか数えてないけれど、こんなにキラキラしたヒロインって他にいたかしら。しかも、煌めきの理由が、彼女が死んでしまったからだなんて。
他にも書きたいことは山ほどあるけれど、今日のところはここまで。明日も明後日も神保町シアターでかかります。座席の確保はお早めに!スケジュールはこちら。