通ヴェーラ
通勤・通学・通ヴェーラ。4日連続でシネマヴェーラに通い、通ヴェーラ連続記録を軽やかに更新。ルビッチ・タッチ第2週、3日分を手帳に書き込み、制覇!と悦に入っていたものの、何かおかしい。小骨が喉に引っかかったような…。あれ、「極楽特急」を逃すところだった。多くの愛を集めようと調子に乗った結果、本命を逃すような気分ってこんなかしら。愚かだわ。知らんけど。
ルビッチ映画に登場する男たちの類型はありながら、微妙なキャラクターの差異を、モーリス・シュヴァリエ、メルヴィン・ダグラス、ハーバート・マーシャル…とルビッチ好みの俳優に割り当てるのが上手く、みんな魅力的だけれど、入れ替えは不可能。メルヴィン・ダグラスの演じる役はメルヴィン・ダグラスが最も似合うし、ハーバート・マーシャルも然り。
オー!ダーリン!ハーバート!久しぶりにスクリーンで会えて嬉しかった。「極楽特急」で見逃せないのは、最後、リリー(ミリアム・ホプキンス)と車の後部座席に座るガストン(ハーバート)の、わー、リリー怒ってる…怒らせちゃった…どうしよう…(困り顔)…あ!(ひらめき顔)と表情が変わる瞬間。困り顔がとってもキュートなので注視されたい(細かすぎて伝わらない説明)。