初夏のホン・サンス・ニュース
夏の香りにみぞみぞ。遠くに江ノ島が見え、光が白く、海は淡く青く、そしてピンクだった。赤潮…。夜は夜光虫が幻想的だったそうな。
海など眺めていると、ホン・サンス「ハハハ」を観たくなる。そして間もなく開幕するカンヌ映画祭、ホン・サンス新作2本も上映されるのね。
「Geu-hu(The Day After)」(トレーラはこちら)は前作に引き続き、パク・チャヌク「お嬢さん」でもお馴染みのキム・ミニ主演。「次の朝は他人」のようにモノクロ。コンペに出品されるらしく、ふーん…と思っていると、もう1本上映。
そちらは、イザベル・ユペール主演「La caméra de Claire」!スペシャル・スクリーニング部門。キム・ミニはこの映画にも出ているらしい。IMDbを見ると(こちら)、日本の50年代の監督並みに多作だけれど、日本では「自由が丘で」(2015年)以降、映画祭以外で上映されていないのは何故。まさかスキャンダルが影響してるとは考えられないし(そうなの?)いっけんどれも同じように見えて徐々に進化も変化もしているから、最近の作品ほど何度も見返したいものばかりで困る…。願わくばカンヌで何か賞など獲って、配給に弾みがつきますように。