飲食男女

 

GW前、台湾気分が盛り上がっていた頃に観た李安(アン・リー)の「飲食男女」。邦題は「恋する食卓」だったかな。料理上手な父親と娘たちの物語だと記憶の彼方にあって、再見すると実際そうだった。記憶以上に父親の料理は本格派で、後の流れで圓山大飯店のレストランの偉い人だと知る。東京に置き換えれば帝国ホテルの料理長のような位置づけ、という理解で合っているだろうか。

 

据え置きの大きな中華鍋、中華包丁、お玉で炒めものもスープも何から何まで作る合理的な台所と無駄のない手の動き、ダンスの振りつけのように美しい流れがあった。目が離せない。本格的、伝統的な中華を父親が作ってくれるのに、娘たちはもうそれぞれの人生の悲喜こもごもで慌ただしい。

 

 

冒頭数分にこの映画の魅力が濃縮されていて引き込まれる。そしてタイトルの出た瞬間のかっこよさ!李安の撮る台北は、エドワード・ヤンの台北ほどポエティックではない。どちらの台北にもどちらもの良さがある。次はどの台湾映画を観ようかな…。

 

 

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Mariko
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