5月
5月ってなんて素敵な月なんだろう。どこもかしこも緑と光が零れんばかり。家のまわりや通勤途中のなんでもないありふれた生垣にもハッとして、まっすぐ歩けない。
読む本がたくさんあって、今週は積んであった北野武「顔面麻痺」を読み始めたら、恐ろしく面白く、電車を乗り過ごす事案が発生。冒頭、集中治療室での描写は、冬に観たフレデリック・ワイズマンのドキュメンタリー「臨死」で映されていた、ベッドに横たわる物言わぬ人々が言葉を発したような、読み得ない何かを読んでいるような不思議な文字群。
小さい頃にテレビで観て、目を逸らしたいけど逸らせない、何か強烈なものを観た感触だけが記憶に残っている、事故からの復帰会見、読了したらyoutubeで観る予定。
来週はカンヌ映画祭開幕!矢田部氏のブログを更新のたびに読んでいる。