書斎
本日、中途半端な時間から始まる用事のため午後休みをとり、あれこれ用事を済ませた後、早稲田へ。演劇博物館の前にある坪内逍遥の銅像。
演劇博物館の中には書斎を再現した記念室があり、そちらは撮影可だった。
シェイクスピア全集の翻訳で有名な坪内逍遥、イギリスには行ったことがなかったらしく、けれど教え子や友人がお土産に贈り集まったというシェイクスピア・グッズ。
こちらはシェイクスピアの豆本コレクション。豆本用の豆本棚まであって素敵…。周りにシルバニアファミリーを配置したいようなサイズ感。シェイクスピアについて一向に知識が増えないけれど、好きな映画の中に登場することが多く、間接的に知った気になっている。ルビッチ「生きるべきか死ぬべきか」、ロメール「冬物語」、ブレッソン「やさしい女」、黒澤も「蜘蛛巣城」などシェイクスピアを翻案した映画は好きだなぁ。
未年生まれだそうで、ひつじグッズも収集していたもよう。手前の白いのは、小指の先サイズ。書斎の棚に、ちまちましたミニサイズのものが大事に飾られており、小人の国に迷い込んだ巨人のような気分。
書斎って、その人の脳内宇宙みたい。
wikiを読んでいると坪内逍遥は東大卒で、奥さんは根津遊郭の娼妓だったとか。根津神社の界隈はかつて遊郭だったけれど、東大の近くに遊郭があっては学生の風紀が乱れることを懸念して洲崎(洲崎パラダイス!川島雄三!)に移転したと聞いたことがあったけれど、坪内逍遥はまさにその事例だったのだな。遊郭に通いつめた後に結婚に至ったらしい。