最高殊勲夫人
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何度観ても最高!やっぱり日本最高のロマンティック・スクリューボール・コメディは「最高殊勲夫人」!!
あらすじは把握しておるし、セリフもそろそろ暗唱できそう。今回は様々細部が目につき。オープニングショットは1959年の丸の内。皇居と東京駅の間ぐらい。テーマ曲が高らかに鳴り響くのだけど、何度もリフレインするこのテーマ曲、ウェディングマーチがちょっと使われてるのね。オープニングからこれだなんて、最初から2人の運命なんて決まっていたようなもの!
それから、タイトル映像がこんなに凝っていたとは記憶にございませんでした。丸の内のビル群の壁面のグラフィカルさを活用した配役紹介。昭和建築好きも必見。
どーんと監督名。黄色と紫!
1日だけ他人になるとしたら野々宮杏子(若尾文子)になって、朝は洗濯物干したついでにキャッチボール、昼は同僚男性に奢ってもらって食べ終わったら屋上で雑談(他の人々は昼休み屋上でバレーボールなどに勤しんでる)、アフター5は三郎(川口浩)と地下街で待ち合わせトンカツのちにロカビリー喫茶へ…。仕事いつしてるの?なんて野暮な質問ですね!ってパーフェクトな1959年丸の内OLの1日を過ごしてみたいものです。
立食スタイルの披露宴。この人口密度の高さ、これから日本が発展する準備はできている!って熱気、少子化なんてどこ吹く風って感じ。
いこさん連載第3回、驚いたことに瓶バヤリースを見つけるのがとても難しいという事実を知った。私の記憶では、幼少期、レストランに行ったらあったし、母方の祖母の家に帰省した時も酒屋からケース買いして準備してくれてた記憶。最近だと老舗の料理屋のソフトドリンクメニューに載ってる印象だけれど、個人が数本だけ買うというのが難しいみたい。瓶バヤリースが日常から消えたのは、ペットボトルの普及と新星「なっちゃん」の登場 が理由…なのかな?
そんなこんなで瓶バヤリースについて人生で一番考えた6月だったので、「最高殊勲夫人」の最後、披露宴のシーンで、
瓶バヤリースが映ったとき、なかなか会えない想い人を見つけたような高揚が押し寄せた…。ウェディングケーキの横に並ぶオレンジ色の小憎い小瓶たちこそ、我らが瓶バヤリース!澄ました顔して並んじゃって、可愛い(テンションのおかしな擬人化)!
雨の日の憂いも吹っ飛ばす最高にハッピーな「最高殊勲夫人」、未見の方は是非。いこさんの第3回もご一緒にどうぞ!
https://cinemastudio28.tokyo/happyhourfromkyoto_003