郵便局

 

先週月曜の朝、台北から送った手紙が、日本とアメリカに届いたみたい。台北駅近くにある北門郵便局から送った。

 

 

到着してすぐ撮った、この伏魔殿のような建物が郵便局。wikiに詳しく書かれている。こちら

 

 

中は修復されてピカピカ。そして営業中なのに、

このホールには見渡す限り人がいなくて不気味…。

 

 

よくわからないセンスの花が活けてあった。

 

 

映画祭で映画を観る前に、良さそうと思って入った珈琲屋が、台湾に珈琲文化を根付かせる貢献のあった歴史ある店だったようで、その雰囲気を気に入った私は、台湾名物と呼ばれるものを完全無視し、軽くリサーチして1949年創業のロシア料理屋や、1934年創業の西洋料理屋に行ってみた。そこでもらったショップカードを同封して送った人もいる。店の内装やショップカードのデザインに、そこはかとなく滲み出る中華要素が面白く、台湾が異国文化をいかに受容し、自国文化に馴染ませていったのか…に今の自分は興味があるんだな、と思った。

 

映画祭で観た「ミレミアム・マンボ」は唐突に夕張が登場したし、エドワード・ヤンの映画ってみんなアメリカに憧れていたり、「ヤンヤン 夏の思い出」は何割か日本で撮られているし、台湾映画の、みんなふらりと国境を超えたり、異国要素が淀みなく含まれているところが興味深いな、と思って。「牯嶺街少年殺人事件」では小四のお姉さんはきっと、アメリカには行けなかったんだろうな、と考えたり。

 

軽くはない封書も含めて4通、国際航空便で送って全部で郵便料金1200円ぐらいだった。日本の国内で同じものを送るより安いと思う。いつも郵便って遥か遠くから届いて凄い、と思うけれど、こんなに安くって本当に届くのかな?って不安になったのは初めての経験だった。

 

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Mariko
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