memo : 書籍
メモ。8月にエドワード・ヤン本が出版されるとのこと。
手元にある北京で買ったエドワード・ヤン本が、各作品の製作時のエピソードをたっぷり盛り込んだ素晴らしい内容だから、翻訳されるなら日本語版も欲しいけれど、内容を読む限り、日本の執筆陣たちの論考を集めたものらしい。
http://filmart.co.jp/books/filmmaker/edward-yang/
最近の傾向として、自分が好きな映画について、カジュアルなものにせよ、フォーマルなものにせよ、誰かの感想や論考を読むことについて、興味を失ってきている。ロメール「冬物語」のフェリシーよろしく「私という存在は宇宙に一人で 自分で行動し 何物にも流されてはいけないと考えた」という気分。読むなら、製作サイドのエピソードなど、事実を積み上げたものだけ読みたい。けれど、野崎歓さんの文章はちょっと読みたいし、パンフレットにあった濱口竜介監督の文章も良かった…から、ただし書く人による、ということかしら。
写真は台北・牯嶺街で撮った、古切手・古紙幣屋さんのディスプレイ。