ジレンマ

 

この間、映画にさほど興味ないだろう人とたわいのない話をしていて(仕事含め私の一日の8割はそんな会話で構成されており、私の映画好きを知らない人が大半)、何かの拍子に口を滑らせ「ああ、9月9日!『ダンケルク』と『散歩する侵略者』の公開日が同じだなんて!どうすればいいの…?1日で2本観るとか…?酸欠起こしそう!」と興奮気味に喋ってしまい、相手をポカーンとさせた。俺の知ってる単語がひとつもない!とか、思ったかしら。知らんけど。

 

これほどさように楽しみにしておる「散歩する侵略者」の日本最速上映が今日だったようで、LINE LIVEで舞台挨拶の様子を観た。チケットは秒で売り切れたらしい。黒沢清映画の舞台挨拶って、いつも映画の世界観とは裏腹に和やかで和気藹々としている。撮影が楽しくて楽しくてと役者さんが振り返るコメントもよく目にするけれど、そんなムードの中、出来上がるのがあんな映画なのだから、映画って本当によくできた嘘なのね…という気分にもなる。

 

こちらのインタビュー、同じ物語を演劇と映画、それぞれの手法で演出することについて。読み応えあった。舞台版は10年前だけれどすでに観ているので、文庫化された原作は映画を観た後に読む予定。

https://www.cinra.net/interview/201708-sanposurushinryakusha

 

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Mariko
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