人間模様

 

登山、登って降りている時はさほど感じなかったけれど、やはり身体には過酷だったようで、膝下が象の足みたいになって足首が行方不明だったし、マッサージして改善しようとしても触るだけで痛いレベル。そして何万歩も標高差のある移動をしたのに、体重がぐっと増えている。むくみ等によるものらしく、すぐ元に戻るらしいけれど、自分の体積が標準比110%に膨張していて落ち着かない。あんな場所に行って帰ってきて何も起こらないはずはないけれど、それにしても人体は不思議。

 

午後にはようやく痛みも落ち着きはじめ、身体も徐々に収縮してきたように思ったので、ホッとしつつ図書館から借りていた市川崑初期作品の「人間模様」(1949年)を再生してみたけれど、珍品、40年代の映画なのに21世紀の今観ても新しすぎる、上原謙の場面だけ後光が射している、耳を疑うハッとするセリフ、誰の何の映画に影響を受けて出来上がったの等、考えることが多すぎて心が全く落ち着かず、呆然としているうちに終わった。むくみが完全にとれた頃合いを見計らい、深呼吸して再見しようと思う。

 

観終わって夜、Cinema Studio 28 Tokyoのレンタルサーバーを別のところに引っ越しする作業を、詳しい方と一緒に取り組んだので、表示速度など改善されるかもしれません。

 

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Mariko
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