cinema memo : ELLE

 

近所の夜の動物シリーズ。飴細工屋のウィンドウにいたペンギン。肌寒くって長袖のパジャマを引っ張り出した。膝下の痛みむくみは今日も完全には治らず。

 

観たい映画リストを見終わらないうちに(山に登ったりしているからだけれど…)、秋の足音が聞こえてくる…。ずいぶん先だと思っていた「ELLE」の公開が来週だなんて。

 

http://gaga.ne.jp/elle/

 

観る前に読むのが正しいのか知らないけれど、こちらの監督インタビューが読み応えあり、朝の電車で半分まで読んだ。書き出しの「湊かなえ原作映画に代表される、ほぼ全ての日本のサスペンス映画に見られる犯人は過去の出来事にトラウマを抱えていたというオチからは全く無縁の、ただそこに彼女( ELLE )の物語が展開するという怪作です」の一文で映画にますます興味が湧いておる。

 

http://www.webdice.jp/dice/detail/5456/

 

去年、早稲田松竹で「ディストラクション・ベイビーズ」と「ヒメアノ〜ル」のハイカロリーな2本立てを観た時、主人公の悲しい過去が物語の途中で何度もチラチラ提示され、彼の暴力にはそれに至る理由があると匂わされ、面白いけれど「ヒメアノ〜ル」はさほど好みではないな、と思ったことを思い出した。その点「ディストラクション・ベイビーズ」は、土からにょきっと生えてきたような理由なき暴力が描かれ、湿り気のなさが好みだった。日本映画に珍しいといえば珍しいのかもしれない。

 

「ELLE」、俄然楽しみだなぁ。

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Mariko
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