映画館で朗読
昨日に続き、今夜もテアトル新宿で、映画…ではなく、朗読劇。「初恋と不倫」の「初恋」のほう。
こちら。事前予約で買えたのは昨日の分だけだったけれど、昨日テアトルに行ってみると立見券がまだ発売されているのを知って購入。よって今日は立見。2時間近くあった昨日より、今日は90分と短くて体力的にも持ちこたえられました。
http://www.ttcg.jp/theatre_shinjuku/topics/detail/54043
胸がいっぱいだわ。言葉にならない。
「書かれたものを読み上げる」ことに興味を持ったのは、濱口竜介監督「親密さ」の劇中劇で、手紙を読み上げる場面に必要以上に惹かれている自分を認識してから。本来、声に出して読まれるはずではなかった言葉が、声に乗って伝わってくることの強さとあやうさ。
朗読劇って、目の前に俳優がいる視覚刺激がありながら、動きは少ないから、その分、自分の妄想を滑りこませる隙もあって、妄想好きの私にとって、ものすごく好みの表現だということに気づいた。
それにしても。二晩連続で朗読劇の場に居てみて、言葉がこれほど刃物にも薬にもなるのであれば、読む時も書く時も、これまで以上に用心深くならなければならない、と引き締まる思い。これまで誰かに送りつけたあんな言葉やこんな言葉が、こちらの意図以上に刃物になってやいないか気がかり。