9/9

 

今日、9月9日は黒沢清監督や是枝監督の新作も封切られ、映画好きには嬉しくも悩ましい1日。元気な人ならあれこれハシゴして観るのだろうけれど、私は1本ずつ丁寧に観たくて…というより、体力が追いつかないのでハシゴはパスして、大本命の「ダンケルク」に絞った。

 

観た後はきっと、ぼんやりしちゃうだろうから、後に予定は入れないようにしたのも正解だったな。

 

パンフレット(充実の内容!)を読んで、まだぼんやりしているけれど、観ている間じゅう、緻密な構成そのものの美しさや、説明をほぼ排除した大胆な省略にうっとり。これってルビッチにうっとりする理由と同じ。クリストファー・ノーラン、21世紀のルビッチかしら。ラブストーリー、撮ってくれんかのう。興味なさそうだなぁ。

 

初日に観た私からお伝えしたいこととしては、

 

・IMAX鑑賞を推奨

 

IMAXフィルムカメラで撮られた映画なので、通常サイズのスクリーンで観ると、上下何割かが自動的にカットされてしまう。日本ではIMAX&フィルムの組み合わせで観られるところはないと思うので、画面サイズを優先し、IMAXをおすすめします。画面サイズは通常でいいけれど、フィルムで観たいという人は丸の内ピカデリーで35mmだけれどフィルム上映しているもよう。

 

日本で一番大きなIMAXは109シネマズ大阪エキスポシティなのかな?熱心なノーランファンは大阪まで遠征して観ている人もいるらしい。大阪まで行けぬ!という首都圏の方は、成田HUMAXシネマズが大きいという話をよく聞きますが、成田も遠いよ…という山手線内側っ子の私は、TOHOシネマズ新宿のスクリーン10(IMAX)のB列、前から2列目で視界全部をスクリーンにして鑑賞。どんなサイズのスクリーンでも、前の方に座るのでIMAXでもそうしているだけだけれど、映像によっては酔う人もいると聞くので、三半規管弱めの方は要注意。

 

・ダンケルクの戦いについて予習

 

ダンケルクは、フランス北部の港町の地名。晴れた日には海の向こうにイギリスが見えるほどの近さ。その街がこの映画の舞台。映画のサイトでざっとあらすじを把握するか、wikiで調べる、google先生に「ダンケルク 何」的にざっくり聞いてみる…等の方法で、予習しておくのをおすすめします。すでに詳しいよ!という人には不要だけれど、イギリスでは歴史の授業でみっちり教えられるらしいこの史実、私は予習するまで詳しくは知らなかった。省略されたセリフの少ない脚本ゆえ、歴史が詳しく語られることはなく、イギリス軍&フランス軍VSドイツ軍の戦いの物語が繰り広げられる。

 

「インターステラー」も映画館に向かう前に軽く「相対性理論って」「ワームホール 何」等検索して予習して楽しめたこともあり、ダンケルクも軽く予習。特にラストの会話を聞きながら、予習しておいてよかったな…と思った次第。

 

http://wwws.warnerbros.co.jp/dunkirk/

 

感想はまとまったらきっと書く。

 

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