マーヤの教え

 

図書館で順番がまわってきて、今週ずっと移動中に読んでいる「マーヤの自分改造計画」という本、すこぶる面白く今年のbest3にランクインしそう。

 

詳しくはこちら

https://www.kinokuniya.co.jp/c/label/20170404110724.html

 

スクールカーストの下のほうにいるマーヤが、パパの持っていた1950年代に書かれたティーンが人気者になるためには?的how to本を忠実に実践していく。マーヤはメキシコとアメリカの国境あたりに住んでいる13歳の中学生で、これはマーヤが書いた実話。

 

アメリカ、スクールカースト…といえば思い出すのは映画「ロミーとミッシェルの場合」。いこさん連載ご参照(こちら)!似てるところと違うところが同時にあって面白い。マーヤも、ロミーとミッシェルと同じぐらい元気をくれているから、あの映画を好きな人にもおすすめしたい…と言っても、まだ全部読み終わっていないけれど。明日の電車で読み終わるかな。

 

後半に読み進むにつれ、マーヤに倣って堂々と、そして人には優しく!という気持ちが高まり、周囲の人に優しくするだけじゃなく、街で困ってる人に遭遇したらもじもじしないで率先して声をかけるもんね!と拳を固めていたところ、宅急便を送るためにファミリーマートに向かい、famiポートで操作しようとしたら女性の先客がいた。長らく格闘しているらしく、後ろに並ぶ私に気づくと、先に譲ってくれた。お礼を言って操作を終えたけれど、彼女の問題は解決していない。お友達との会話が聞こえてきて中華圏の人らしいことがわかったので、私は内なるマーヤを起動した。

 

ハーイ、何か困ってるっぽいけど、私に助けられることあるかな?マーヤの口調を真似するとこんな感じだけれど、ここは東京なのでそんな口調ではなく、話しかけてみたら、学生さんで、日本語検定を受ける手続きをしコンビニ支払いにしたけれど、払込票を出力するために必要な2つの番号、表示されたのをスクリーンショットしてきたけれど、どれを入力しても解決しないらしい。

 

スクリーンショットだけでは情報がじゅうぶんじゃないから、申込受付のメールとか届いてないかな?と聞き、探してもらって、URLにアクセスしながら操作してみると、入力するうちの1つは電話番号で、すごくわかりづらい書き方で書かれており、これはトラップ!混乱する人が多いのでは?電話番号を入力すると処理が進行し、無事に払込票が発行された!わー解決了!

 

何度もお礼を言われたけれど、お礼ならマーヤに言ってよ?あの子すごいよって心の中で思いつつ手を振って別れた。途中相談したレジのお兄さんまで中国人で、私を「やたら日本語の発音のいい中国人だって思ったよ!」と勘違いしたらしく、ファミリーマートに入ってから出るまで中国語しか話すことはなかった。マーヤはメキシコとアメリカの境目にいるけれど、ここだって東京だけど中国みたいな場所だったよ…マーヤ…。

 

自分の行動や存在で、誰かにその人なりの行動を起こさせるって至難の業だと思うけれど、13歳のマーヤはそんな女の子。最後まで彼女の革命を見届けなきゃ。

 

あ、日本語検定のメール、不親切だし、外国人が受検するのだから、せめて複数の言語で説明があればいいのに…と思ったけれど、あのややこしく説明不足なfamiポート操作説明を読みこなすことから、日本語検定は始まってるってことかしら、もしかして。

 

 

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Mariko
Owner of Cinema Studio 28 Tokyo
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