中和

 

「海辺の生と死」からの流れで、こちらを読み始めた。「マーヤの自己改造計画」は大団円のエンディングだった。マーヤからミホのこのギャップ。心が追いつかないわ。確実に重い気分になるだろうので、ペンギン付箋をしおりがわりにして、脱力感で重みを中和する作戦を思いついたのだけれど、

 

 

しおり作戦のこと、すっかり忘れた状態で今朝、パッと本を開いたら、ぬっ?とペンギンが出現して、朝の千代田線で驚きの声をあげそうになったわ。

 

まだまだ読み始めだけれど、映画「海辺の生と死」は、”まるで映画の主人公のようなふたりの振る舞い”も含めて、現実を忠実に再現したのだなぁ。

 

今朝は、血判入りの誓約書に、ひぃっ!となったけれど、

 

こちらに写真あり

http://honz.jp/articles/-/43525

 

誓約書にとどまらず、血判を押すために指先を切った敏雄が貼った絆創膏を、ミホがずっと保管していたという事実に驚く。ふたりに関するものを何から何まで記録し保管していたらしい。こういう、何から何までとっておくタイプの人に対して、私は軽く恐怖心を覚えるので、ページをめくる手もおそるおそるになってしまう。

 

読書する集中力がずいぶん久しぶりに戻ってきたのは、ネットに触れる時間を意識的に減らした結果のはず。良いこと。

 

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