事後譚
ペンギンしおり作戦を決行したものの、手術前のバタバタ等で600ページ以上の「狂うひと」を読了するのは難しく、いったん図書館に返却。次に借りられるのは、だいぶ先かな。
入れ替わりに、原稿を書くために「亡命ロシア料理」を借りてきた。ペンギンもこちらに移動。ルビッチ「ニノチカ」って3人組が異国の地にロシア料理屋を開くところで終わるから、この本は私にはなんとなく、ニノチカ事後譚のような位置づけ。ロシア料理のレシピもあって、アジアの夏に読むのは胃が重かったけれど、日増しに風が冷たくなる初秋の再読、ぴったりでは。読み終わったら手近なロシア料理屋に行きたい。
夜中、とりたてて痛みで起きることもなく、午後恐る恐る眼帯を外してみたら、もっと腫れ上がっているかと思えば全くそんなことなく、一応週末の間は大事をとるけれど、メイクもできるしコンタクトも入れられるのでは、というほぼ通常運転に戻り、拍子抜けしながらも、医療の進歩に感謝。こんなことなら、さっさと手術すればよかった。慣れない眼帯生活は、料理はおろか珈琲を淹れることすら手こずった。両眼生活に早々と復帰できて嬉しい。