D.D.

 

部屋の片付けの中、映画資料が未整理のまま雑に積まれておりまして、ずっと探してるパンフレット、今日は見つかるかなーって探してみたけれど見つからなかった。よよよ…。

 

そんな最中、ダニエル・ダリューの訃報が流れてきたので、ジャック・ドゥミの分厚い書籍を開いて、写真を観る。ここしばらく、ダニエル・ダリューの名前を新しめの映画で見かけるたびに(「ペルセポリス」とか…でももう10年前の映画かな)、え?ダニエル・ダリュー?おいくつだったかしら?と年齢を調べるまでが鑑賞行為の一環だった。「ロシュフォールの恋人たち」は、双子姉妹もさることながら、二人のママン役のダニエル・ダリュー、当時50歳?妙な若づくりもしていないのに、マチュアさとフレッシュさの混じったまま映っていて、あの映画を観るたびにママンに釘付けでした。

 

100歳で亡くなるなんて、生けるフランス映画史だったのだね。亡くなっちゃったけれど。共演したジェラール・フィリップより5歳年上だったって情報も流れてきて、いつの話やねん…と現役生活の長さに時空が歪んだ。Adieu! D.D.!

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Mariko
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