秋のフレーム
電気を点ける前の会議室、眺めが絵画。東京は秋。終わろうとしているけれど。映画祭やら仕事やらで屋内ばかりにいるうちに、季節が進むスピードについていけなくなっておる。
秋、どう撮っても美しい季節だし、秋の映画ってたくさんあるでしょう。と思い出そうとしたけれど、パッと思いついたのはアニエス・ヴァルダ「幸福」のラストシーンだけであった。他にもっと秋の美しさを捉えた映画はたくさんあるだろうに、あの映画のあの場面のうすら怖さがその他の映画記憶を上書きした。
この芥子色のニットの秋!
映画祭が終われば落ち着いて文字が書けるかと思ったおったが、それは甘い考えというものだった。週末からペースを取り戻したい。