岩とガラス

 

これまで行った場所の中で、印象に残る場所best10に確実に入る、ヘルシンキにあるテンペリアウキオ教会。ここを目指していたわけでなく、ヘルシンキに着いたら夕方で寒く、気弱になって今日はもう宿の周りをちょっと散歩する程度の外出にしよう…ってしおしおしていたら、謎の巨大岩に遭遇し、それが教会だったという流れで出会った。有名だと知ったのは後から。

 

 

 

岩をくり抜き、内部が教会。ガラスから射し込む自然光。

 

 

祭壇もこんな感じ。ベルイマンの映画で寒々しい教会(「サラバンド」だったかな)が登場するのを見ると、北欧つながりの安直な連想だけれど、テンペリアウキオ教会内部のひんやりした空気を思い出す。

 

 

パイプオルガンもあります。気弱な感じで辿り着いたのに、この教会にさすがに興奮し、出口でその日の夜のパイプオルガンコンサートのチケットが売られていたので、迷わず買い、夜にまたコンサートを聴きに再訪したのだった。

 

そんなことを、週末、予定の過密さにムキー!という気分になり、メゾンエルメスに「エクス・マキナ」を観に行く現実逃避をしたのだけれど、ようやく観た「エクス・マキナ」は素晴らしく、一部はノルウェーの実在のホテルでロケで撮られたという事実に興味津々で調べてみたら、ヘルシンキのこの教会を思い出させる岩とガラスっぷりで興奮した。泊まってみたい…。

 

ホテルのサイトも完全にエクス・マキナの世界。

http://www.juvet.com/the-juvet-hotel/the-hotel/gallery

 

凝った建築で繰り広げられる愛の不毛、少しゴダール「軽蔑」も思い出した。「軽蔑」は建築眼福映画なので、スクリーンで観るに限る。

 

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