Live Jazz
Live Jazzという名前のサンローランの香水があって、以前それを使っていたような。ボトルがピアノの鍵盤モチーフだったような。メンズの香水だったような。
昨夜は六本木Clapsにジャズのライブを聴きに。Cinema Studio 28 Tokyoでは今年、音楽&映画の連載が始まる予定でして、ジャズミュージシャンの川本悠自さんにお願いしております。連載開始はまだ少し先ですが、2月に別の企画でも登場していただく予定。共通の友人がいて、数年前に知り合いました。
「白雲一片去悠悠」は初のリーダーアルバムで、唐の時代、張若虛という詩人による漢詩「春江花月夜」の一節。この漢詩自体がそもそも素晴らしく美しい風景描写で好きなのだけれど、川本さんの悠自という珍しいお名前はこの一節からとられたそうです。ひとひらの白雲が悠々とゆく。
デザイン、仕立て、その他何でも、自分にできないことをできる人はみんな魔法使いのように見えるけれど、音楽って私にとって最高にミステリアスな魔法。とりわけ作曲ができる人は謎めいた魔法使いのようだわ、といつも思ってます。「白雲一片去悠悠」はすべて川本さんによるオリジナル曲で構成されたアルバムで、昨夜のライブでは演奏の合間にじっくりMCが入りそれぞれの曲が生まれたきっかけも明らかになりました。口笛、リヨンの街を歩いた気分、西日の射す西日暮里駅のホーム、現代美術の作品…から、あんな曲が生まれるなんて、帽子から鳩が飛び出すぐらいのトリッキーさを感じる。
お話がとても面白い方(MCが漫談タイムのようで、あちこちから笑いが漏れる感じの)なので、昨夜のステージのような高揚と魔法と面白さがそのままwebでも漂って、世界中の人に楽しんでもらえるような連載になれば、と思っておりますので、お楽しみに!
http://yujikawamoto.tksites.com/
「白雲一片去悠悠」、私はSonic Beamがとりわけ好きよ。
http://bowz.shop-pro.jp/?pid=125153733