映画マニア編
月曜9時のドラマ『コンフィデンスマンJP』、毎週の楽しみ。第4話「映画マニア編」!!小ネタ効きすぎで、すでに2度観た。
https://www.fujitv.co.jp/confidenceman_jp/story/story04.html
長澤まさみ演じるダー子、冒頭で朗読するのは淀川長治の言葉。ハニートラップの才能がないと言われ、映画館でマリリン・モンローの映画を観て研究。モンローと長澤まさみが同時に映るショットがあって、好きな女優しかいない!私のために…ありがとう!映画館を出ると新橋だったので、あの映画館、もしや今は亡き新橋文化劇場の設定だったのかな。
映画マニア(佐野史郎)を騙すべく作った架空の映画バー(俳優、監督、映画マニアが集う)の名前「スワンソン」はグロリア・スワンソンにちなんでいるはず。「スワンソン」で働く設定のダー子の名前は「節子」で、原節子にちなんでいるのだろう。節子の喋り方、絶妙に耳にひっかかるのは、昭和の女優風、松竹大船風というか、小津映画の原節子のパロディだったのだろうか。東出くん演じる映画監督の名前は「岡本」で、岡本喜八の孫設定?
映画マニア(佐野史郎)が、部下を叱責する時、『七人の侍』に状況を例えて、黒澤も観ていないのかお前たちはぁぁぁ!と激昂している様子に、リチャード(小日向さん)のシネマ・ハラスメントっていうセリフが続いて爆笑。シネハラ!
…などなど、とにかくあちこち引っかかって、わ!と思いながら観たけれど、視聴者にどれぐらい伝わっているかわからない、古い日本映画ネタをふんだんに放り込んでくる姿勢が潔いな、と、最後のオチまで堪能させていただきました。長澤まさみが、まさみ力を惜しみなく発揮していて清々しい。見逃し配信もあるはずなので、映画好きのみなさま、是非に。