南へ
GW、台北の原稿を書いて更新し、部屋の片付けに明け暮れていたら、旅の欲が高まった。熱が冷めないので、行きたい場所のこといろいろ調べはじめた。マイルの有効期限も迫っていることだし。
部屋の片付けと旅の欲が何の関係があるのかというと、ひたすら持ち物を処分しており、やっぱり自分は物質にはたいして興味がないから、お金は何かを買う、形あるものを手に入れるためではなく、旅のような記憶に残るけれど形には残らないものに使うほうが性格に合っている、と改めて思い知ったから。映画を好きなのも、道具の要る趣味ではないし、形に残らないからという理由もあると思う。
次は台南かな、と思っている。時間がとれるならフランスやポルトガル行きを妄想していたけれど、しばらく仕事が立て込んでいて長い休みは秋までは無理そうだから近場で。李安(アン・リー)も通ったという映画館に行ってみたいことと、去年観たドキュメンタリー『日曜日の散歩者』が素晴らしかったから。