夏至
夏至。万事うまくいけば、この時期にヨーロッパに行きたかったけれど、ホン・サンス『それから』のコピーじゃないけれど、「人生は、ままならぬ」ものですね。『それから』を観ると、は?!人生は、ままならぬって、あなたが言うなんてどういうつもり?って、あの妻のように問い詰めたくなる瞬間の連続だけれど。
夏越しの大祓、ずっと行きたくて平日だから無理だったけれど、今年は土曜!ついに行けそうで近所の友人と誘い合わせた。近所の和菓子屋で水無月が発売されるという情報も軒先の張り紙から得た。
毎年、この時期になると、夏の盛りに観たい映画を、観られる環境にあるかないかを問わず妄想するけれど、数多ある夏の名作から今年パッと浮かんだのは、濱口竜介監督『何食わぬ顔』。
電車に揺られながら、女性が国語辞典の「なつ」から始まる一帯を淡々と読み上げるシーンがある。夏、懐かしい…。なかなか観る機会のない映画だけれど、あのシーンは至高。
補足。『何食わぬ顔』、こちらで有料ダウンロードできるらしい。なんと!梅雨が明けたらダウンロードして観ようかな。でもこれはshort versionで、私が観たlong versionより短い。どうしようかしら。