好みについて
枝豆一袋、いくらなら適正価格かしら。なんとなく300円代と決めていて、そろそろ値段が下がるかな?と八百屋やスーパーに行ってはチェックしていた。梅雨明け、ついに値段が下がったので購入。しかも「湯あがり娘」というネーミング。そんな名前の枝豆を食べたと話したら「その名付け会議、絶対におじさんしかいなかったと思う」とコメントをもらった。湯あがり娘、他の品種より栄養価がぐっと高い高級品種らしい。枝豆がビールを持ってるイラストがシュール。
W杯ベルギー戦、目覚ましかけて寝ようかしら、どうしようかしら、と考えているうちに寝落ちし、パッと目覚めると2時57分だった。プロジェクターの電源を押すとスクリーンにパッとNHKが映り、これは頑張って起きて観なさいという天からの知らせ…と、起き上がって観ることに。誰か起きてるかな?と指先で話しかけてみると、荒木町のバーで観戦中の友人と、パリのカフェで観戦中の友人が反応したので、指先でおしゃべりしながら。
パリのカフェは終盤、ジャポン応援ムード一色になり、試合が終わって友人(日本人)が去り際、カフェじゅうの人にBravo Japon!!!と声をかけられたらしい。確かに、負けたのに誇らしい清々しい気持ちになった。
ほぼW杯でしかサッカーを観ないので忘れがちだけれど、香川選手の顔立ちがとても好み。好みである、と4年ごとに目にしてハッと思い出す。画面に映るたびに、すごく綺麗な顔だなぁ!って試合がどんな局面であろうと見惚れてしまう。
好みって本能だから理由を説明しづらい。いろんな人と話をすると否定する意味ではなく、あなたの好みは理解しづらいし私とはまるで違う!と思うこと多々あり、だから地球上の生物の秩序はそれなりに保たれているんだなぁと思う。
映画俳優では川口浩や市川雷蔵の顔立ちが好みで、香川選手、完全にその系譜、和顔大映映画俳優の系譜にいる人物である。きっと和服が似合う。三島由紀夫が主役を演じたこともある大映映画だもの、香川選手が主役を演じても不思議ではない。残念なのは大映が倒産したことであるよ…と、寝不足でぼんやりした頭でひとしきり妄想するなど、試合が終わってからも幸せな時間を過ごした。