よいお年を!

 

映画納め…の前に、昨夜は図書館から借りたDVDでロメール『冬物語』をつらつら観た。12月後半から始まり、大晦日で終わる物語だから年末に観たくなる。

 

『寝ても覚めても』の朝子さん、けっこうな賛否両論ヒロインだけれど、『冬物語』のフェリシーも同じく。2人をリングで闘わせたらフェリシーが勝つであろう。朝子さんも、フェリシーも、どちらも私にすごく似てるところがあるから肩を持つわけじゃないけれど、自分に素直に生きることに、誰の承認が要るのかしらね?って確認するために、どちらの映画も何度も観ている。

 

 

2018年を軽く振り返り、

 

・映画初めは『ソウル・ステーション/パンデミック』『新感染ファイナル・エクスプレス』の2本立て、早稲田松竹で。映画納めは本日、ジャン・ヴィゴ『アタラント号』をイメージフォーラムで観てきました。

 

・正確に数えてないけれど、鑑賞本数でいえば近年稀にみる少なさだった。

 

・TOHOシネマズ日比谷ができたことにより、IMAXを求めて新宿に行くこともなくなり、東京東側暮らしが長くなると新宿・渋谷に行くのが億劫になる現象。

 

・体調不良への対処が4月に始まり、治療が終わったのが12月、何よりも9月の入院・手術が大きな出来事。頭であれこれ考えるより、強い体験が思考を一変させることは往々にしてあることだと思うけれど、初の全身麻酔体験がとにかく強烈だった。治療の待機時間が長く、先の予定が立てられないことが性格的に辛かったけれど、動けないなりに目の前のことを効率よく片付けることに集中することにして、難易度の高い仕事が着地したり、部屋がぐっと片付いたりしたのは良かった。自分の性格の、考えてもしょうがないことをくよくよしない、潔く気持ちを切り替えるところは美質のひとつ(悪くいえば薄情ってことね)。

 

・旅行は4月に屋久島、11月に山形県鶴岡市。旅行ってスケジュール調整できる裁量、経済的余裕、何より健康不安がないこと、と諸条件が揃わないと実現しないと気がついたので、これから季節ごとに旅に出ることにして、そのために諸条件を整えるべく努めることに決めた。映画館のあるような街もいいけれど、自然豊かな場所でエクストリームな体験もしてみたい。富士山も再チャレンジしたい。

 

・買って良かったもの首位はiPhone XS。次点はamazonで3000円ほどで買ったワイヤレス・イヤフォン。

 

・猛暑と体調不良が重なり運動不足の一年だったので、来年は思いきり身体を動かしたい。

 

途中、日記を更新できない時期もありましたが(主に上記のような理由により)、2018年、Cinema Studio 28 Tokyoに遊びにきていただいてありがとうございました。2018年振り返り企画も準備中です。来年も面白い映画とたくさん出会いたいし、映画にまつわるたわいのないおしゃべりもたくさんしたい。どの街の皆さまも暖かくして、よいお年をお迎えください!

 

 

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Mariko
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