推し活
昨日会った友人と大河ドラマ『光る君へ』の話になり、私が買った紫式部の学習まんが(写真左)を薦めたらその場で注文していた。そして私もちゃんと読んでいなかったので、読了した。漫画なので1時間ほどで読める。登場人物紹介や監修した研究者による解説、最後には、ゆかりの地めぐりのおすすめスポットまで紹介され、充実した1冊。京都では廬山寺と、宇治にある源氏物語ミュージアムが紹介されていた。
紫式部の生涯についての本だけれど、もちろん『源氏物語』にも触れられており、コロナ禍初期に東京国立博物館であった「きもの展」で観た振袖を思い出したので、本棚から鈍器のような重さの豪華図録を取り出した。
これ、江戸時代の豪華な刺繍が施された振袖で、大きく「若紫」と刺繍してある。どんな女性がどんな気分で注文して着たんだろう…と実物を前に妄想が膨らむ振袖だったけれど、『源氏物語』の熱狂的なファンで豪華な振袖を誂えられる裕福なお家の子女が、せっかくの機会だから推しの「若紫」って刺繍してもらって着たいわ!「若」と「紫」は色を変えてほしいの!背景は紅葉!ってってウキウキして誂えたのだろうなと思うと、推しのTシャツを買ったり団扇を作ったりファンアートを描いて仲間内で見せあうような、推し活の走りで新鮮。
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ちゃんと『源氏物語』を読んだことないけれど、何を読めばいいかな?と友人に聞いたら、もちろん『あさきゆめみし』でしょう!と即答されたので、せっかくの機会だから今年読むことにする。