りんご
『泳ぎすぎた夜』、初日なので両監督と、主演の古川鳳羅(こがわたから)くんの舞台挨拶があった。
本物のたからくん、映画の中と同じく、動きのひとつひとつにハッとするエモーションがあって、広くはないイメージフォーラムをあちこち動き回り、Q&Aでは質問をしたお客さんに走ってマイクを渡したり、グッズ紹介ではテレビショッピングのようにパンフレットの中身を見せたり、八面六臂の活躍。ずっと眺めていたくなる、偉大な俳優!そして映画の中ではほぼ声を発しないので、喋っているたからくんも新鮮。
客席からの「また映画に出ることがあれば、どんな映画に出たいですか?」の質問に「自由な映画」と答えていてドキリとした。『泳ぎすぎた夜』は、たからくんにとって自由な映画だったのかな。観客からすると、とても自由な映画に思えるけれど。
地下から階段を上がり退場しようとすると、たからくんが観客ひとりひとりに飴を渡してくれまして、入場時にいただいたりんごジュースと、たからくんがくれたりんご飴で、青森らしくりんご尽くし。デザインも素敵なパンフレットは監督のインタビューもたっぷりとした長さで、五十嵐監督による弘前市や黒石市の撮影ゆかりの場所map解説も、撮影エピソードがふんだんに盛り込まれており、メイキングの趣あり充実の内容だった。
これからあちこちで公開が始まるようですが、両監督のトークも魅力的なので、もしあるならトークつき上映がオススメです。フィルメックスでのQ&Aはyoutubeにあった。このQ&A、去年のmy best Q&Aでした。
http://oyogisugitayoru.com/index.html
日記は3日分まとめて書きました。ダミアン・マニヴェルな週末。