好みについて
映画祭を離れ、静養日。
山形から始まった秋の映画祭シーズン、落ち着いて振り返ってみると、数ある映画の中から、自分好みをピックアップするのが上手になった自分に気づく。ドキュメンタリーばかりだと疲れるから途中でフィクションを挟もうって「アウトレイジ最終章」を観に行ったり、東京国際映画祭でも最近の興味(台湾など)とそもそも好きなもの、冒険して観るもののバランスの取り方が、もう、私の取り扱い説明書をきっちり読んで選んだような選び方で。
けれど映画祭って、私にとっては未知に触れて興味の幅を広げる役割を持つものでもあるので、これで良いのかしら…?という疑問も頭をもたげてきて。好みの条件ばかり揃った人が目の前に現れたとして、はたして愛せるか?問題のような。占いどおりに人生が進んだら怖いでしょう?みたいな。
と、昨夜、中国のアニメ「Have a nice day」を観て思ったのでした。つまらなくないけれど、妙な既視感があって、それは過去に観て好きだった映画や、過去に自分の生活があった場所の香りが充満した映画のように思えたからかもしれない。好みを知っておくと便利だけれど、好みの外にちゃんと出ることはもっと大事では〜と考えつつ、とりあえず早寝します。
http://2017.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=133
好极了
夜から一気に気温が下がった。もう10月も終わり。
21時45分からスタートという遅い上映へ。中国のアニメをヒルズで一番大きいスクリーン7で観ることなんて、この先あるのだろうか。エンディングの「我的80年代」という変なポップスが妙に耳に残る。
「Have a nice day」
http://2017.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=133
六本木通いも連続6日目。しばし静養。
雨の日曜日
東京国際映画祭、30周年で気合が入っているのか、今年のグッズ、なかなか素敵。ボランティアの方が着ているパーカーもシルエットが綺麗。ショルダータイプのトートは、黒と生成を両方、初日に買い、黒は自分用、生成はプレゼントに確保。生産数が少ないのか、2日目には完売していた…。
今日は、朝のコンペ「マリリンヌ」、夕方タイ映画「現れた男」、21時からジュリエット・ビノシュ主演、クレール・ドゥニ監督「レット・ザ・サンシャイン・イン」。出かける前に早起きして書き終わらない原稿の続きを書き、書き終わらないのでそのままPCを持ち出して移動、映画の合間に書き、途中、小伝馬町の古川さんのアトリエまで打ち合わせに伺い、映画祭に戻って映画の合間に書いた原稿を読み直し、帰宅して急ぎの用事を片付け、プリントアウトして原稿を最終確認し送り、この日記を書いたら本日終了(25:30)。朝6時過ぎから始まった今日が永遠に終わらないんじゃないかと思ったけれど、終わるもんですね。
映画祭に夜遅く出かけるのは明日が最後。映画はもちろん楽しみだけれど、「静養日」と手帳に書いておいた明後日の到来も同じぐらい楽しみ。晩安、東京!
コンペ3本
台風がまた近づいているけれど、会場まで辿り着ければ、電車が止まらなければ屋内で映画を観るだけ。東京国際映画祭、去年から会場として追加されたEXシアター六本木、今日はそちらでコンペから3本を観た。コンペなのでプログラミングディレクターの矢田部さんがQ&A司会をされ、映画祭気分が本格化。映画祭中は毎日更新されるブログで(こちら)、お仕事の狂騒っぷりと何時に何のお弁当を食べたか、楽しみに読んでおります。
「グレイン」
http://2017.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=9
「アケラット」
http://2017.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=1
「さようなら、ニック」
http://2017.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=7
ディストピアSF好きなので「グレイン」期待通り。極力CGを使わずに、実在の現代の建物を使ってモノクロで近未来風に撮るSFが好きなので、冒頭の「街」のシーンがもう少し長ければより好み。内省的な映画を続けて観た後、「さようなら、ニック」のコメディタッチに救われる。観客賞に絡むのでは?
EXシアターは映画を観る設備としては中途半端に思うので、TOHOシネマズ六本木ヒルズで観る方が好きで、スクリーン7がコンペのメイン会場だった頃がちょっと恋しい。日比谷の映画館がリニューアルするけれど、来年はそちらに移動しないかしら…。
映画祭期間中は、とかく食事がおそろかになりがちだけれど、EXシアターすぐの中国飯店に遅めのランチに入ってみたら、とても良かった。ランチは1000円からあるけれど、接客も内装も完全に高級中華のそれなんである。こういう老舗高級中華ってアウトレイジっぽい人々がアウトレイジっぽい会話するのが似合いそうだわぁ。ポットで供される中国茶が美味しくて沁みた。
http://www.chuugokuhanten.com/store/roppongi.html
今夜の東京
東京国際映画祭
私が暮らす美しい街で、一番大きな映画祭が始まりました。東京国際映画祭!六本木は苦手だけれど、映画の行き帰りに東京タワーが綺麗に見えるのは、とても良い。
意識したわけではないけれど、まずは3本連続で台湾映画の予定。1本目はドキュメンタリー「フォーリー・アーティスト」を観てきた。上映後のQ&Aが素敵で感極まる。映画祭の快楽に満ちた初日。
http://2017.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=151
映画祭チケット
山形。蔵王のロープウェイから見下ろした秋山のカラーパレット。乗ってるロープウェイの影を発見。
東京国際映画祭、今年は今ひとつラインナップに心躍らない…と思っていたけれど、案の定、スケジュールを決める段になるとあれもこれも観たくなって、たくさんチケット購入。30周年記念だからか旧作の上映が多く、新作の本数が圧迫されている印象。映画祭の節目のお祝いって、過去を懐かしく振り返るのはパネル展示とかにとどめて、普段の年より話題の新作より一層頑張って集めました!という方がお祝い姿勢として好ましいんじゃないかな…と思うのは、私が懐かしみ行為全般にあまりに興味がないからかしらね。
チケットシステムは今年もやや問題がありつつも、観たかった映画の分は全部、割とスムーズに買えた。予約した上映、平日21時45分上映開始なんてスケジュールのもあって、体力増強しておかねば。これまで1日の上限は4本だったけれど、今回は3本にとどめておいた。
スケジュールページからチケット発売状況がわかります。
http://2017.tiff-jp.net/ja/schedule/
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