最終日
東京国際映画祭、最終日。夕方、各賞発表をチェックし、夜にヒルズへ。グランプリ受賞作上映。
グランプリは「グレイン」だった。コンペ4本しか観ていないのに、うち3本が賞に絡んだ結果。嗅覚が働いたのかしら。観た4本の中では「グレイン」がグランプリ獲りそうだったので納得。見逃した中国の「迫り来る嵐」を観られたらいいなぁ…と、こっそり思っていたけれど。
各賞はこちら。女優賞の女優さんも素晴らしかった。
http://2017.tiff-jp.net/news/ja/?p=48127
今年、私が観たのは
・フォーリ・アーティスト
・怪怪怪怪物!
・Mr.Long
・グレイン(コンペ/2回鑑賞)
・アケラット-ロヒンギャの祈り(コンペ)
・さようなら、ニック(コンペ)
・マリリンヌ(コンペ)
・現れた男
・レット・ザ・サンシャイン・イン
・Have a nice day
の10本。
個人的観客賞は、台湾の「怪怪怪怪物!」に捧げます。エンタメだけれどエンタメだけでは終わらなくて、観終わった後、わぁ!面白かった!って体温上がった。それぞれ感想は徐々に書きます。
今年も夢のような時間をありがとう。また来年!
今夜の東京
東京国際映画祭
私が暮らす美しい街で、一番大きな映画祭が始まりました。東京国際映画祭!六本木は苦手だけれど、映画の行き帰りに東京タワーが綺麗に見えるのは、とても良い。
意識したわけではないけれど、まずは3本連続で台湾映画の予定。1本目はドキュメンタリー「フォーリー・アーティスト」を観てきた。上映後のQ&Aが素敵で感極まる。映画祭の快楽に満ちた初日。
http://2017.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=151
Home Movie Day 2017
毎年10月の第3土曜といえば、ホームムービーの日。世界のあちこちで、かつて誰かが撮ったホームムービーが上映される会が同時開催される日。以前、フィルムセンターで開催された時に観たことがあり、和やかで楽しかったので、参加の機会を伺っており、今年は地元で観ることに。ずっと雨も降ってるし、台風も近づいてるし、歩いて行ける会場で観られるの、嬉しい。
会場は根津教会。
「聖なる夜の上映会」が開催された時も、立川流の教会寄席でも入ったことのある根津教会。この教会の雰囲気が好きで、入る機会を虎視眈々と狙ってます。1919年(大正8年)に建てられた木造建築。
スクリーンの後ろには十字架。根津映画倶楽部の運営による上映。プログラムは、
〇信州花散歩 高遠から小諸まで 1986年4月19,20日/シングル8/カラー/無声/約11分
〇大阪一家・8月の孫達 1975年8月/シングル8/カラー/無声/約10分30秒 (一部1980年3月)
〇竹翠荘建築 基礎造からコンクリ打ち上げまで 1971年6月~/スーパー8/カラー/無声/約4分30秒
〇もちつきおどり 1966年頃 春/スーパー8/カラー/無声/約8分30秒
〇(マレーシアのジャングルを小舟で往く) 撮影年不明/スーパー8/カラー/無声/約10分30秒
〇御祭礼 1959年9月11日/レギュラー8/白黒/無声/約11分15秒
〇島の生活 八丈島の記録 1931年7月/16ミリ(撮影は9.5ミリ)/白黒/無声/約10分
の豪華7本!楽しいのは、フィルムを提供した方が会場にいらして、観ながらホームムービーを解説してくださること。撮っているのは私の父で、映っているのは1歳半の私で…などなど。写真を撮るように記録される見知らぬ誰かのかつての旅。おじいちゃんが撮る孫が遊ぶ姿。上映される地域で撮られたホームムービーもあり、「御祭礼」は根津神社のお祭りで不忍通りが映っているけれど、1959年当時、電車が走っており「電車通り」と呼ばれていたことなど、解説していただいて初めて知った。「竹翠荘建築 基礎造からコンクリ打ち上げまで 」は本郷のお蕎麦屋さんの裏手に今もある建物を建てた時の映像で、あ、あの角の蕎麦屋さんのね!と地元住民ならではの土地勘を働かせ、当時と現在のギャップに驚きつつ、アットホームな上映を堪能。フィルムサイズに合わせて、映写機は3台を使い分けて上映された。川越の「もちつきおどり」のアクロバティックさには圧倒されたわ…。
観終わってロビーに出ると、様々な撮影道具も並べられていた。ハンディサイズは便利そうだけれど、フィルムで撮るとなると手ブレが心配…。今よりずっと撮影技術が求められたんだろうな。
ステンドグラスも、照明のシェードも華美さはなく、堅実な美しさ。
来年も是非、根津で観たいけれど、あちこちでの上映も観てみたい、というジレンマも。ありがとうございました、また1年後を楽しみにしております。
根津映画倶楽部
http://nezueigakurabu.blog42.fc2.com/
ホームムービーの日。日本での活動。
http://filmpres.org/project/hmd/
TIFF planning
明日からぐっと冷えこむそうで。山形、山の上の紅葉。水がエメラルドグリーン。
手帳を見て信じられないことに再来週はもう東京国際映画祭。更新は見逃していないはずだったのに、たっぷり書かれた矢田部さんのブログ、読み逃しておりました。
映画祭で日本映画は観ないつもりだけれど、『アイスと雨音』がワンカット映画とのことで観たくなるなぁ。ワンカット映画好き。『エルミタージュ幻想』も『ヴィクトリア』も好きなのは、それがワンカットで撮られたからというのが理由の一部。
チケットはこの週末から発売。スケジュールチェックして、購入計画を立てねば。興味はあるけれど、何を観れば?という方は、最終日にコンペのグランプリ、観客賞の上映があるので、それを狙うと良いかもしれません。
十一屋
山形、七日町を歩いていたら、ん?と店構えが気になって入ってみたお菓子屋さん。和菓子も洋菓子もあり、2階は洋食レストラン。老舗らしい。籠が置いてあって、いろんな種類をピックアップして買えるタイプのお店で、いくつか種類を混ぜてお土産に渡したら、パッケージのレトロさも味も好評だった。次回は2階で食事したい。
山形国際ドキュメンタリー映画祭、各賞の発表をチェック。コンペで私が観たものは1本も入っておらず。ワイズマンは避けて審査したのだろうか。
https://www.yidff.jp/2017/2017.html#award
そして最終日は、受賞作品を一気に観られるらしいことを知った。次に訪れる時のスケジューリングの参考に。
https://www.yidff.jp/2017/schedule/17s12.html
最終日
山形最終日。曇天の初日以外は見事な秋晴れで気持ち良い滞在。街っ子気質なので、あまりに何もない場所に行くと過ごし方がわからなくてオロオロするけれど、山形、都会の便利さと地方都市の個性が混じり合う、過ごしやすい街だった。映画館も本屋もあるし、コンビニもたくさん。頻繁に行くわけじゃないけれど、コンビニが目に入る場所に何軒か確認できると、いざとなれば行けるから安心感が違うのよ…。
最終日は映画選びに迷いながら、せっかくなので東北特集にすることにして、朝からコンペで1本。南三陸で撮られたドキュメンタリー。
https://www.yidff.jp/2017/ic/17ic14.html
それから、「やまがたと映画」の特集で、かつて酒田市にあり、淀川長治氏が「世界一の映画館」と呼んだグリーンハウスの証言集を。
https://www.yidff.jp/2017/program/17p8.html
地酒はその土地で飲むのが一番美味しいのと同じで、せっかく遠くに観に来たのだからその土地の映画を観るがよろし、と台北で台湾映画を観てしみじみ思ったけれど、今日の東北映画特集、我ながら最高の組み合わせだった。ホクホク。最後の会場が山形美術館で、広々とした公園の中にあり、ロダンの彫刻あるロビーで上映待ち。運営もスムーズで、会場間の移動も100円のコミュニティバスを活用できたり、映画にのんびり集中できる環境が整えられていて、リピーターが多いのも納得の素敵な映画祭だった。また2年後に再訪できたら嬉しい。
今日の走り書きメモ。
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