Cinema memo : 日劇ラストショウ
閉館した後の新宿ミラノ座。まだ最近のことなのに、歴史的写真を眺める気分…。
来年2月4日に閉館する日劇(TOHOシネマズ日劇)、ラストショウの情報が。これまたミラノ座のラストショウを思い出す豪華ラインナップ。振り返ると、ミラノ座が1本500円でさよなら興行したのは破格値だったんだなぁ…。
https://www.tohotheater.jp/event/nichigeki-lastshow.html
黒澤もスターウォーズも良いけれど、日劇の大きなスクリーンでかかるの?贅沢!という気分に浸れそうな成瀬も良いですね。「女が階段を上る時」はかなり好きな成瀬だけれど、いつも小さめのスクリーンで観ていたので、徐々にしおしおと、高峰秀子のようなやさぐれた気分が増したものだけれど、大きなスクリーンで観ると違う気分を味わえそう。
日劇、近くて雨に濡れずに行けることも好きだったけれど、何より「日劇」という名前の放つ、これぞ本丸!という景気の良いオーラを愛していた。
【本日更新】Cinema on the planet 006 聖なる夜の上映会
本日更新しました。
映画にまつわる場所を巡るリレー連載「Cinema on the planet」第6回は「聖なる夜の上映会」。東京の冬のとっておきの上映会の記憶。私が書きました。
連載「Cinema on the planet」は映画館や上映会、映画を見せてくれて、悦びを与えてくれる場所への、観客席からのラブレターのような連載になるのではないか…と、まだこのサイトを立ち上げる前から漠然と想像していました。今回この文章を書いてみて、やっぱりこれはラブレターなのだな、と確信。
本当に好きでした。本郷中央教会で映画を観られない東京の12月は、とても寂しい。
サイレント映画ピアニストの柳下美恵様に、原稿をご確認いただきました。お忙しい中ご確認いただき、改めて御礼申し上げます。ますますのご活躍、とても楽しみにしております。
クリスマスまであと10日。暖かい飲み物を準備して、お楽しみいただければ嬉しいです。
Film countdown
日曜、船の中で観たフレデリック・ワイズマン「ミサイル」は16mmフィルム上映で、2時間ほどの映画の間で3回フィルムチェンジがあった。上映前に館長が挨拶され、フィルムチェンジがある旨も説明された。この機会を楽しんでください、とお話しされた。
フィルムチェンジの間、フィルムの繋ぎ目部分?が映るのだけれど、こういう↓カウントダウンの後に続きが始まった。
反射的に、わぁ懐かしい!と思ったけれど、考えてみればフィルムチェンジのある上映なんて初体験だったはずだから、いったい何に懐かしみを感じているんでしょう。刷り込み?
そしてカウントダウンの前に一瞬映る、金髪ショートでちょっとツィギーのようなメイクの女性は何者なのだろうか。さすがに懐かしみは感じなかったけれど、謎は残った。
海に浮かぶ映画館
今朝は、横浜へ。横浜の”どこか”にひっそり浮かぶ、海に浮かぶ映画館。今年で第5回だそう。一昨年、発見して初参加。去年はサイトの準備で身動きとれず、2年ぶり。ある駅の改札でスタッフの方と待ち合わせして、しばらく歩き、船の中へ。船内、石油ストーブが稼働しているにせよ、12月の海の上は冷えるので、全身ヒートテックで防寒して臨んだ。
海に浮かぶ映画館
https://umi-theater.jimdo.com/
私の撮った写真はピンボケ(涙)、海に浮かぶ映画館instagramにあれこれ写真あり
https://www.instagram.com/film_theater_in_the_sea/
場の物珍しさ、非日常感だけでなく、プログラミングも素晴らしく、一昨年、それしか予定が合わなかったという理由で観たのが五十嵐耕平監督「夜来風雨の声」で、初めて観る監督の映画だったけれど、とても引っかかるものがあり、その後「息を殺して」をアップリンクで観て、新作準備の往復書簡連載もしっかり読み、共同監督のダミアン・マニヴェル監督特集は神戸の元町映画館に終日篭って制覇し、今年のフィルメックスで「泳ぎすぎた夜」を観て、大感激…という一連の流れのきっかけを作ってくれた上映イベントでもある。これだけ情報がたくさんある中、たまたま時間が合って、場所が面白そうだから、という軽い理由で観た映画に導かれ、新しく好きになる監督や映画に出会うなんて、懐かしくも新鮮だった。
今年は大好きなフレデリック・ワイズマン監督「ミサイル」がかかると発表された時から、手帳にメモ。16mm上映で、フィルムチェンジが途中3回もある!という、今時とても珍しい上映形態。そんな経験、これまでしたかどうかも思い出せないから、ノスタルジアを感じることもないけれど、映画上映の歴史の本など読んでいると、フィルムチェンジに触れられている箇所もあり、本で読んだあれを私もついに体験!という興奮。
1987年の映画ながら、なにしろ2017年まさかそんな単語を聞いたり使ったり慣れたりするとは思いもよらなかったランキング上位の「ミサイル」を主題にした映画を、年末にタイムリーに観られ、幸せな映画ではないながら、この上なく贅沢な時間を過ごした。
山形で観たワイズマン新作「エクス・リブリス」についても何も所感をメモしていないので、「ミサイル」と合わせて何かしらメモせねば。
来年もまた海の上で映画を観られますように。
Best 番組of the year
終日、目黒にいた土曜日。
目黒シネマで始まった市川準監督特集、4年目だそうです。今日は「大阪物語」「つぐみ」の2本立て。「つぐみ」の後には、牧瀬里穂さんのトークが!まだ今年は終わってないけれど、勇み足でBest 番組 of the year、謹んで贈呈。これ以上強い2本立てなんてあるかしら。
12/6(水)もこの2本立てとのことです。
http://www.okura-movie.co.jp/meguro_cinema/now_showing.html
「つぐみ」の余韻の中で登場した牧瀬さんも素敵で、しばらく浸っていたい。すぐに言葉にならない。
【本日更新】moonbow journey 006『2016年サンダンス映画祭』
本日更新しました。
映画のストーリーにあわせて上映場所を変えてゆく、移動式映画館moonbow cinemaの着想から今日に至るまでを追う連載「moonbow journey」、第6回は『2016年サンダンス映画祭』。
サンダンス映画祭に、初めてmoonbow cinemaとして参加したみづきさん。それまで観客として楽しんでいた場所に、「映画人」の心構えを持って訪れてみると、視野も広がり、行動もどんどん変わってゆく様子が綴られています。1本目に観た映画の脚本家兼監督との交流が、次なる上映会に向けた新しい種を生み出します。
世界のあちこちで映画祭が同時多発する晩秋、moonbow journeyどうぞお楽しみください。みづきさんが執筆したwebDICEの記事「Amazon12億円、Netflix6億円の買付が話題となった2016年サンダンス映画祭」もご一緒に是非。リンクはinfo部分に載せております。
moonbow cinemaはこちら
Industry pass
LAのシネフィルが心待ちにしているAFI映画祭に来ました。今年はインダストリーパスをCinema studio28でゲット出来ました〜?? Rieko
Cinema Studio 28 Tokyoさん(@cinemastudio28.tokyo)がシェアした投稿 –
あちこちで映画祭の季節。りえこさんはAFI FESTに通い始めたようで、LAでいつも翻訳協力してくださってる、りえこさんのお友達のはからいでCinema Studio 28 Tokyo名義でIndusry passをもらえたのだそう。28、ほとばしる「東京より先にハリウッドで認められた」感。
AFI(American Film Institute)FEST
登録すればチケットは無料(なんと!)のようだけれど、争奪戦らしく、Industry passや有料パスを買えば優先予約できるのかな。と、チェックしていたら5,000ドルのSTAR PASSが売り切れている。どういう人が買うのかしらね。セレブ好き?
http://www.afi.com/afifest/passes.aspx
instagramは、りえこさんと私が更新しています。どうぞご贔屓に!こちら↓
Cinema Studio 28 Tokyo instagram
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