Gymnopédies

サーバー引っ越し作業の間、cinemastudio28.tokyoにアクセスすると、この画面になる時間があって、理由はわかってても、ヒヤッとした。心臓に悪い数字ランキング上位。
音楽に疎いので、映画に流れる音楽の話をしていて、それは気がつかなかった!と目から鱗が落ちることが多く、最近驚いたのは、スターウォーズは有名なテーマ曲がたくさんあるけれど、本篇もずっと、最初から最後まで物語の後ろで途切れなく音楽が流れてるって音楽家の友人が言ったこと。え、それを知って観るとミュージカルみたいって思うのかな。
クラピッシュの「PARIS」はずっとサティが流れている映画、と言ったのはピアニストの友人。その後すぐ「ロスト・イン・パリ」を観たら、こんな場面でジムノペディが流れるんだなぁって耳に引っかかる場面があって、しばらくサティと映画のことを考えていた。
音楽にはいつまでも詳しくなる気配がないけれど、周りに詳しい人が揃っているからだと思う。歴史も然り。
中影

台北電影節(映画祭)のメイン会場、中山堂の広場に停められていた車。中影股份有限公司の車!映画の製作・配給会社で、李安(アン・リー)、侯孝賢、蔡明亮(ツァイ・ミンリャン)、楊德昌(エドワード・ヤン)等々、日本でも人気の高い台湾の監督の映画の製作はだいたい中影という印象。「牯嶺街少年殺人事件」リマスタ版のブルーレイ・DVDがここから発売されるので会社のサイトをチェックしていたので、ミーハー気味に撮影。
「牯嶺街少年殺人事件」リマスタ版のブルーレイ・DVDは台湾で最近発売され、昨日書いた侯孝賢プロデュースの映画施設のショップでDVDを手に取ったのだけれど、台湾と日本はDVDのリージョンが違うのでNG。ブルーレイは形式が同じらしいけれど、その場になかった。他で見つけられるかな、と思ったけれど、他では見当たらなかったな。ブルーレイはそのまんま、藍光という単語らしい…とインスタで学んだ。日本でもそのうちソフト化されそうな気がするけれど、中国語字幕で観てみたいので、次に台湾に行くことがあれば藍光を探して買おう。
話は変わって、映画は好きだけれど、美術館で流れているような映像を使ったアートとか、MV全般を観る集中力が皆無で、映像分野で私が観られるのは唯一、映画だけ。自分の中で何が違うんだろう?って不思議なのだけれど、昨日からこのMVばかり何度も観てしまう(What you got)。謎の中毒性。
女優の歌

北京の夏の路上。中華圏に行って街をぶらぶらしているうちに空の色がどんどん変わって、夕方から夜に光が変化してゆく、あの時間が大好き。
「ラビリンス」のPV、あの時間が映っていて何度も観てしまう。香港。Mステで観た満島ひかりちゃんの歌唱が素敵で、しばらく頭がぼーっとした。
女優の歌う歌が好きで、あれこれチェックした中では薬師丸ひろ子の「Woman」のこの歌唱が今のところ最高。3分少し固唾を飲んで見つめると、映画1本観た気分。
Heptapod B

映画の日。”ばかうけ”に似ていることで話題(社長さんがウキウキしていてキュート。監督のアンサーもキュート!)の「メッセージ」。伝わりづらいけれど、うちのシャンデリア用電球の形状にも似ている。
感想を言葉にするのが難しいけれど、とても美しいものを観た感慨で胸がいっぱい。
昨日、映画音楽についてのエッセイを読んだせいか、愚鈍な私の耳にも届く、この映画の音楽の魅力!どう要求すればあんな音楽が出来上がるのだろう。音楽はヨハン・ヨハンソン。
特にこの「Heptapod B 」が耳に残り、帰り道、頭の中で、のーののののののののの、と鳴り響いていた。聖歌のようにも聴こえる。
Mica Levi

昨日の写真と見比べて、間違い探し!ではないけれども、桜の下で撮った写真は5枚。そのうち2枚、青いオーブ?のようなものが写っており、みぞみぞ。
銅像、鴎外記念館が見える場所にあり「舞姫」をモチーフにした「舞」という作品。日本まで追いかけてきたのに気持ちを無下にされた女の怨念が青い光を生み…と、ちょっと背筋が凍ったのだけれど、検索してみるとスピリチュアルなサイトがいくつもヒットし、オーブも色によって意味が異なり、青は幸せの兆しだとか…ふーん…良いものだと思い込むことにしよう。
今週は「ムーンライト」を観なければ。あと「牯嶺街少年殺人事件」も4/14(金)までだから週末に観るならラストチャンス。4時間あるので、おいそれと仕事の後に時間があれば…など悠長なことが言えない。それから「ジャッキー」も観られるかな。
「ジャッキー」、ナタリー・ポートマンも、いかにもジャッキー・スタイルな衣装もさることながら、音楽を一番楽しみにしており、オスカー作曲賞にもノミネートされたミカ・レヴィは、スカーレット・ヨハンソン主演「アンダー・ザ・スキン 種の捕食」でも音楽を担当していて、あの映画を観てから時間も経った今、記憶を辿ってみると、映像や物語より音楽ばかり思い出され、むしろ音楽以外の部分は食べ終わった魚の、骨に付着した箸でとりきれなかった白身部分…ぐらいの存在感で、映画の記憶の骨格を、音楽がつくっている、耳が愚鈍な私にそこまで記憶させるなんざ、ほんま、やるね、ミカ!(ポンと肩に手を置く)。
特にこの「Death」という曲。ひょー!全裸のスカヨハが次々捕食していくシーンを思い出す。「全裸のスカーレット・ヨハンソン」なんて全世界が待望していたはずで、全裸より着衣のほうがエロティックな人だな、と私は思ったけれど、メロドラマのラブシーンでもなく、やたらドラマティックに撮ってくれるムード映画でもなく、好き嫌いがきっぱり分かれそうな前衛的な「アンダー・ザ・スキン 種の捕食」でパッと脱いだスカーレット・ヨハンソンの全裸カードの切り方、まっこと粋な女である。
モノクロ・リハーサル

去年のお花見は、近所のお気に入りの桜の下で、近所の友人と上生菓子とお茶。春の夜の肌寒さに似合う儚い色。

桜の下の椅子に、こんなメモが置いてあったこと、写真を見て思い出した。いったいどういうことなんでしょう。けれど、ちょっと弱っている時に見つけたら心がホロリとしそう。
「ロシュフォールの恋人たち」のリハーサル風景の動画、今日知って何度も観た。
似ているようで似ていないようなこの姉妹、洋服を着ている時は思わなかったけれど、レオタード姿だと体つきはとても似ている。そして衣装のパワーは強くて、モノクロでレオタードだとずいぶん印象が違う。今月、フランスでの「ロシュフォールの恋人たち」公開から50年。そして3/21はフランソワーズ・ドルレアック、75歳の誕生日にあたるそう。おめでとうございます。
beautiful lyrics

桜が咲き始めたことと、4月のルビッチ・タッチⅡの心の準備で浮き足立つ。今夜は帰り道、ブラウスに薄手のコートで大丈夫だった。
近所のとっておきの桜の下で花見をせんと友達を待っていたら、友達より先に猫と目が合った去年の図。私と目が合ったというより、トレイの上にちゃっかり乗ったペンギン(グレーの後ろ姿)と見つめ合っていたのかもしれない。なんなの…グレーと白のあいつ…って猫も訝しげに思ったよね、きっと。
ルビッチ、未見の映画の制覇はもちろんのこと、何度も観てセリフも覚えん勢いの映画もやっぱり観たい。「生活の設計」や「極楽特急」が東京のスクリーンにかかる夜、それを無視して他のことをするなんて愚の骨頂だわ…(拳を固めながら)。
音楽に疎い私ながら、耳に残ってしょうがない曲はいくつかあり、「極楽特急」のオープニングの歌、大好きでよく鼻歌として歌っておる。歌詞もルビッチの世界そのものでとっても美しい。
*こちらより転載
TROUBLE IN PARADISE
From the film “Trouble In Paradise” (1932)
Music: W. Franke Harding
Lyrics: Leo Robin
Singer: Unknown
Most any place can seem to be a paradise
While you embrace just the one that you adore
There needn’t be an apple tree with magic powers
You need no garden filled with flowers
To taste the thrill of sweet, greed hours
Gentle perfume and cushions that are silk and soft
Two in the gloom, that is silent but for sighs
That’s paradise, while arms entwine and lips are kissing
But if there’s something missing,
that signifies Trouble in paradise.
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