音楽
国立映画アーカイブ2024年ラインナップがリリースされ、チェックすると、
「日本映画と音楽 1950年代から1960年代の作曲家たち」特集が楽しみ。真鍋理一郎の名前もある。
Cinema Radio 28の28の質問に「好きな、もしくは印象的な映画音楽や主題歌を教えてください」というものがあり、自分なら何?と考えて、川島雄三監督『洲崎パラダイス 赤信号』(1956年)の音楽かも?と思い出し配信で観た。
記憶の中で童謡の、♪かわいい かわいい さかなやさん♪が流れる場面があり、童謡のかっこいい使い方だなぁと印象に残っていたけれど、その場面だけではなくすべての音楽がかっこいい。不穏さも苦さもあるけれどカラッとしてて、それって『洲崎パラダイス 赤信号』そのものでは!音楽は真鍋理一郎。
真鍋理一郎を軸に古い映画を観てみたいなぁと思っていたので、嬉しい特集上映です。
Cinema memo: JAZZ×CINEMA in WASEDASHOCHIKU
冬季休暇、2月末が期限だけれど取得しておらず、無理かなぁ…と思っていたけれど、ギュギュッと仕事を別の日に寄せ集めて、ギリギリ確保できそう。早稲田松竹に行く!と改めてスケジュールを観ていたら、
3月、『BLUE GIANT』『白鍵と黒鍵の間に』の2本立てに、モーニング&レイトショーで『真夏の夜のジャズ』 !
http://wasedashochiku.co.jp/archives/schedule/39234#film3
続けて観ると豪華3本立てにできるけれど…かつて映画は1日4本まで観られたけれど、最近は2本が上限だった。せっかく行くなら一気に観たいけれど体力が持つかな。3月半ばまでに体力を向上させ準備する、という手もある(前向き)。
『真夏の夜のジャズ』はCinema Radio 28で川本さんにお薦めいただいて、ちゃんと観ますねって言ったけれど、こういう映画って家で観ても集中力が持続しなさそうだから、映画館で観るべきだと思っていた。
予習
秋にラジオでLA在住のトッシュ・バーマンさんとお話した時、チャイニーズ・シアターで観た『オッペンハイマー』は面白く主演のキリアン・マーフィーも素晴らしかったけれど、ハリウッド・ドラマ的でもあったので、その前に配信で観たオッペンハイマーのドキュメンタリーがより見ごたえあったかも、とのことだった。
観たい意思のある観客がわざわざ場所と時間を選んで観に行くタイプの娯楽である映画で、クリストファー・ノーラン新作が、日本だからという理由で公開されないのは残念と思っていたので、無事公開されることになって良かった。3/29公開。
NHKのこちらの番組が予習に良さそうなので、再放送(2/28)を観る予定。
Cinema memo : 関心領域
ここ数カ月なかなか映画を観に行けなかったけれど、映画賞ノミネーションや結果を眺めると数少ない観た映画の名前が挙がっている。
アカデミー賞情報をちゃんと読むと、カンヌのグランプリ『The Zone of Interest』は邦題『関心領域』で公開が決まり、監督はジョナサン・グレイザー、前作が2013年『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』…!
アップリンク渋谷があった頃、年末恒例「見逃した映画特集」が助かる上映で、振り返ればあの特集で観たのが最後で、その後に映画館に滅多にかからない映画ばかりだった。坂本あゆみ監督『FORMA』、三宅唱監督『THE COCKPIT』など。
『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』、初見の監督ながらスカーレット・ヨハンソン主演なら楽しめるはず、と行ってみたら奇怪な物語、おぞましく美しい映像に、これ以上なくぴったりの音楽が添えられ、音楽担当ミカ・レヴィの名前を覚えた。
『関心領域』は監督10年ぶりの新作、音楽ミカ・レヴィ!俄然楽しみ。5月24日公開。
https://happinet-phantom.com/thezoneofinterest/
師走
(ん?久々に投稿したら、スマホで見たら写真が縦伸びしている…修正せねば…)
またまたご無沙汰しています。
いろんなことがありすぎて秋の記憶が薄いけれど、なんとか12月まで体調を崩すことなく辿り着いて良かった。
下の日記を書いた頃、久しぶりに遊びに出かけてずいぶんリフレッシュしたので、秋の間は気をつけながら週に1度はどこかに出かける、を心がけていたけれど、気温が下がり東京の感染拡大が続いており、仕事が慌ただしくテレワークが難しい状況が続いているので、11月の後半あたりから週末はなるべく家の周りで過ごすように心がけ、また映画館が遠くなった。
そんな東京の空気感との兼ね合いではあるけれど、数週間後の東京が映画館に行ける空気感であれば、年末に『ハッピー・オールド・イヤー』を観に行きたいです。
http://www.zaziefilms.com/happyoldyear/
タイのナワポン・タムロンラタナリット監督は、2013年の東京国際映画祭で気まぐれに『マリー・イズ・ハッピー』を観て以来、我が心のアジア最重要映画監督の一人になったのだけれど、東京では映画祭にかかるかかからないか不安定で、毎年、東京国際映画祭のラインナップが発表されたら真っ先に調べていたのだった。そんな執念の結果『36のシーン』『BNK48:Girls Don’t Cry』はなんとか無事に観られた…という人なので、ロードショーなんて夢のよう。この機会に過去作も特集上映してほしい!
監督のプロフィール
http://www.zaziefilms.com/happyoldyear/director/index.html
今回は断捨離を描いた映画だそうで、師走にぴったり。不用意に出かけてうっかりウィルスをもらうと仕事に差し支えまくるので、無事に仕事納めできた暁に、空いてそうな時間帯を見計らって映画館に行く予定。
<最近のこと>
自分にできることは労働・消費で経済を回しながら、なるべく家にいることぐらいしかないなぁ、と思っていたけれど、首都圏の輸血用血液が逼迫しているとのニュースを読んだので、人生初の献血に行ってみようと調べ始めた。これまで何度か考えたものの、かつて貧血気味だったので難しく、しかし現在は貧血も血を献上できるレベルに解消されたはず。献血デビューのチャンス!せっかくなら栄養満点・つやっつやの麗しい血を献上したく、しばらくより健康に留意した生活を送ろうと思っている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/84d49fe42486aa694ed5debbe2a7bef875f7e8ee
遠足
フィルメックス特別招待作品のラインナップ、ツァイ・ミンリャン!ホン・サンス!ジョニー・トー!ジャ・ジャンクー!フィルメックスらしい!とスクロールしていたら、最後にオリヴェイラ『繻子の靴』(410分/日本初上映)とあったので、え!って声が出た。
https://filmex.jp/2019/news/information/tokyofilmex2020_lineup_specialscreening
これまで観た長尺映画、
・クローズ・ランズマン『SHOAH』567分@イメージフォーラム
・フレデリック・ワイズマン『臨死』358分@ユーロスペース
の順だったけれど、『繻子の靴』は『SHOAH』の次の長さになる。『SHOAH』は4部に分けて上映され、1部ずつでも観られたけれど、こういうのって一気に観ないと一生観ないよね?と有給とって丸一日で全部観た。休憩は都度あるものの毎回退出→再入場を求められ外出可能な隙間はほぼないと事前情報を仕入れたので、朝イメフォ近所のおにぎり屋さんでおにぎり調達し(パリパリ音が鳴らないようラップで包んでもらう工夫)、珈琲、お茶、野菜ジュース、おやつも持参。出かける前にバッグに詰めてる時、完全に遠足に行く気分だった。
まだ『繻子の靴』のタイムスケジュールは発表されれおらず、しかし有楽町朝日ホール、アテネフランセ文化センターの二択を迫られ、どちらも長尺映画にまったく向かない座り心地の椅子なので、今から秋の遠足に向け体力を増強しておく所存です。
フィルメックス、さらに長い480分の映画もあって、ずいぶん迫力あるラインナップ。
<最近のこと>
今夜は『キングオブコント』決勝で、楽しみです。私の推しはニューヨーク!去年M-1にも出ていたけれど、コントの方が面白いと思う。
公式Youtubeに上がってる『ヤクザ』ってコントが一番好きだけれど、今夜はどのネタをやるのかな。『ヤクザ』、『アウトレイジ』好きな方も是非。Youtube、芸人さんのYoutubeで一番面白いと思ってて、毎日更新されるので毎日寝る前に観てます。
https://www.youtube.com/watch?v=UuRIcNfpFt8
映画の秋
ご無沙汰しております。唐突ながら、最近食べたケーキです。立体的!
フォークでひと突き。ま、そうなるよね。食べるってそういうこと。この後さらにグロテスクな展開になったけれど自粛。以前食べたペンギンケーキは中がカシスのムースで、血の色に似ていたけれど、あれに比べるとこちらは穏やかな色調。
池袋、メトロポリタンホテルはペンギン好きの聖地であった。
ここ半年ほど、身体が先に新しい世界に強制的に足を踏み入れ、気持ちが追いついていない状態だったけれど(そういう時に文章を書くのはなかなかしんどく、日記が疎かになっていた)、8月後半にバラバラになった感覚が統合する瞬間が不意にあり、待ち望んだエネルギーが回復してきた感がある。
過去に自分が経験した中では中国に行った時、身体はすでに移動していて、感覚のうちいくつかは準備はできているけれど(特に言語感覚のうち、読み書き聴くはある程度整っていた)、話すハードルが高く、徐々に微細な発音の難しさが原因だと思い当たり、マンツーマンで発音だけ矯正してくれる先生を探し交渉して毎週通い、1ヶ月ほど過ぎた後に突然バチっと感覚が統合する瞬間が訪れ、以降すらすら話し通じるようになった時と似ていた。あんな興味深い瞬間は二度と人生には訪れないだろうと思っていたけれど、予期せぬ疫病によって再度もたらされた。
自粛中にどう過ごした何を観た、という話は何人ともしたけれど、こういう身体感覚の話を誰かとしてみたいな。
エネルギーが回復した途端、急に忙しくなったので、何年かぶりに手帳を買い、公開される映画の情報も調べて書きこんでみたけれど、東京国際映画祭もフィルメックスも無事開催されるのですね。
東京国際映画祭は 10/31(土)〜11/9(金)。今年は部門を減らして統合したり、フィルメックスとの連携があったりするようです。ラインナップ発表は9/29(火)。
東京フィルメックスは10/30(金)〜11/5(木)。例年より早い時期の開催で、東京国際映画祭と時期が重なるので要注意。
https://filmex.jp/2019/news/information/filmex2020
週末にしか行けないかもしれないけれど、こんな年にも東京に映画の秋がやって来ることが嬉しいです。
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