松の内
『パラサイト』のポン・ジュノ監督と濱口竜介監督の対談記事を発見。
https://www.houyhnhnm.jp/feature/313802/
卓球台のある暗い部屋の記憶、そのまま映画になりそう。ポン・ジュノ監督による『寝ても覚めても』論、もっと知りたい。
〈最近のこと〉
なんとなく1月15日まで松の内、という感覚だったけれど、いつまで松の内か?には地域差があり、1月15日は関西に多い傾向と知った。自分のルーツを大切に、これからも1月15日派で推し進めたい。
初詣は1月12日(松の内!)、私にとっての氏神さま・根津神社へ。月次花御札(つきなみはなみふだ)という、家内の邪気を祓ってくれるという月替わりの御札を毎月いただきに行こうと長らく考えており、今年実行することに。その月々の花や植物が描かれた美しい御札で、1月は松。玄関に飾った。
増税初日
増税初日のお買い物。用事の帰りに通りかかった肉屋のコロッケ(本郷4丁目/まる屋肉店/菊坂コロッケ)、120円内税、現金のみ。
はじめてのキャッシュレス還元はファミリーマートで。レシートの情報量が多い…。こんなややこしい仕組み考えたん誰や(怒)!でも、日常のことだからあっという間に慣れるんだろうな。
是枝監督の新作について、友人が送ってきてくれた記事が読み応えあった。
https://bunshun.jp/articles/-/14167
友人(パリ在住/音楽家)によると、ドヌーヴが「そこはパリじゃない」と言う古い撮影所があるエピネという街は、友人が指導に通っている音楽学校のある街で、確かにパリではない、とのことだった。しかし距離的には北駅から10分程度とさほど遠くなく「ドヌーヴ的には距離というよりスノッブじゃない、という意味かな。左岸から動かなさそうだもんね」「左岸から動かないリッチなお年寄り多そう」とのやりとりをした。
この記事、ドヌーヴ、ビノシュ、イーサン・ホークのエピソードが、私がそれぞれの俳優に抱くイメージそのものだった。是枝監督、とりわけ好きな監督ではないけれど、いつも私の好きな俳優がたくさん出ている。『真実』は日本では10/11公開だけれど、フランスではクリスマスにようやく公開されるらしい。
9月
あっという間に9月も終わり。気象庁が「夜には一気に世界が変わる」と警告したほどの台風、みなさんご無事だったでしょうか。私は偶然、翌日が休みだったので早朝の交通の心配は不要だったけれど、新居にソファを買うべく(増税前に!)ショールームの相談サービスを前々から予約していたので、やや乱れていたメトロで青山界隈へ。道すがら、ばらばらと花が落ちていた。
地元に戻り帰り道、台風コロッケならぬメンチカツを買うの図。美味しそうだったのでつい。エコバッグを忘れ、まぁ近いし、とこの状態で数分持って歩いていたら、
近所もこんなに葉っぱが落ちていた。新居、頑丈にできているのか雨風にもぴくりともせず、音もまったく気にならなかったので朝まで熟睡。逆にどんなレベルの気象なら目が覚めるんだろう。有難いような恐ろしいような。
新しい部屋、あまりにも私に最適化された空間すぎて、なかなか外に出る気にならない。私の部屋ほど私に気持ち良い空間、外にある?って気分に浸っており9月は2本ほど映画館で観た以外、時間をみつけてamazon primeとプロジェクターを接続して映画を観た。無料になるのを待っていると、観たいと思っていたことすら忘れてしまいそうだから、何本か有料購入。
とりわけ引き込まれたのは『愚行録』。これ、ギンレイホールに流れた時に観に行こうと思ったけれど出演者の不祥事で上映中止になった記憶がある。
主演のふたりの抑制された静かな演技(ラスト20分、巻き戻して3回観た)に加え、カメラがいい。普通の日本の風景だけれど、どこか絵空事のような架空の乾いた街のような写り方で、と思っていたら、撮影はピオトル・ニエミイスキというポーランドの方で、なんでも石川慶監督はポランスキーやキェシロフスキも学んだポーランドの映画大学出身で、撮影監督とはそこでの縁だそう。
こちらにその経緯
http://filmers.jp/articles/2017/02/11/_24/
もっと、この人の撮った映画を観たいけれど、難しいのかしら、と思っていたら10月公開の『蜜蜂と遠雷』は『愚行録』の監督&撮影コンビと知って、ノーマークだったけれど観たくなっている。
新しい生活にも慣れてきたので、10月、増税にも負けず、もっと日記を更新したいと思っています。
Cinema memo : ホークス!
ケーキやパンを売っていた店が閉店することになり、最後にパンをいただいたけれど、空腹ではなかったので保留し、翌朝オフィスで食べたの図。これを作った店はもうないんだ、美味しいと思ったとしても、2度と食べられないんだなぁ…と思いながら食べるパンは、パンに余分な感情が乗っかった味がした。
日本の4月の終わりは春の慌ただしさも落ち着き、これからGWに向かう独特の開放感があり、そんな時期に観た映画は不思議に記憶に残っている。何年か前、この時期に通ったルビッチ特集は至高であった。今年はハワード・ホークス特集があるようで、クラシック映画を恋しく思っていた最近、久しぶりにシネマヴェーラに通うべきでは。
平成最後の、新元号最初のシネマヴェーラはハワード・ホークス!
http://www.cinemavera.com/preview.php?no=223
私はとりわけ『教授と美女』を推したい。小賢しげな女性と初心な男性の組み合わせ、ちょっと『逃げ恥』みたい…と思ったけれど、『逃げ恥』を期待して『教授と美女』を観る人には全然ちゃうやんか?!って怒られそう。私の好きな女優オールタイムベスト3に入るであろうバーバラ・スタンウィックがあまりにもバーバラ・スタンウィックな魅力をこれでもかと振りまく映画です。
Cinema memo : 3月
札幌で、雪まつりの日に飲んだお酒は「雪ふるる」。
北から戻ってから仕事が慌ただしく、よれよれなので新作公開ラッシュを見送ってばかりだけれど、3月の楽しみな上映メモ。
3/9〜15、早稲田松竹のレイトショー『静かなる叫び』はドゥニ・ヴィルヌーヴ監督好きなので要チェック。朝型にはレイトショーは辛いけれど。
http://wasedashochiku.co.jp/archives/schedule/527#film3
3/9〜15、ギンレイホールは東出くん祭り、というよりキネマ旬報ベストテン上位作の上映なのかな。『菊とギロチン』、去年の静養モードの時、新宿でしか公開しておらず長い映画なので見逃したのだった。
http://www.ginreihall.com/schedule/schedule_190309.html
それから3月、メゾンエルメスはリンクレイター!『ウェイキング・ライフ』、公開当時、今は亡き京都朝日シネマで観た記憶。
http://www.maisonhermes.jp/ginza/le-studio/archives/883573/
Cinema memo : 2月
ウエスト青山ガーデンの、登場した瞬間、ぐりとぐら!と小さく叫ぶルックス、ふかふかお布団のようなホットケーキ。
あっという間に2月。ぼやぼやしていると睡眠も食事も危ういほど慌ただしいので、隙間を見つけしっかり食べ、しっかり眠りたいものです。
海外の映画賞に絡むような映画がようやく日本で公開され始める2月。観たい映画が目白押し!2月のメモ。
1/25〜『サスペリア』
2/1〜『バーニング』
2/8〜『ファースト・マン』
2/15〜『女王陛下のお気に入り』
http://www.foxmovies-jp.com/Joouheika/
2/22〜『ビール・ストリートの恋人たち』
https://longride.jp/bealestreet/
2/28〜『半世界』
見逃していたアニエス・ヴァルダ『顔たち、ところどころ』がかかる!
改装後の早稲田松竹で映画を観るの、楽しみ。
journal
日々のメモ。
・昨夜はオスカーノミネーションをチェックして就寝。 去年いっぱいで長らく加入していたamazon primeを退会し(amazon、生活に欠かせない存在だったけれど、配送が改悪され、時間指定通りに届かないこと多発。しばらく脱amazonを試み中)、動画配信はその時々で観たいものがあるサービスの契約を、こまめに切り替えようかな、と。今月はもう自宅で観る時間がないので、2月になったらNetflixに登録し『ROMA/ローマ』を一気に観るつもり。あわせて、こんまりさんの片付け番組も観て、片付けのモチベーションをめきめき高めたいです。
・毎年2月頃は、賞レースに絡むような映画の上映が東京で始まるから新作をチェックする時期。ヨルゴス・ランティモス監督好きなので『女王陛下のお気に入り』が特に楽しみ。2/15公開。
http://www.foxmovies-jp.com/Joouheika/
・オスカーノミネーション、パヴェウ・パヴリコフスキ監督が監督賞候補に!前作『イーダ』が素晴らしかった。『COLD WAR』待ちきれない。
・製作中の映画ではサフディ兄弟の新作、アダム・サンドラー主演でスコセッシが製作に絡んでいるという情報をようやく知った。前作『GOOD TIME』でサフディ兄弟は我らが時代のスコセッシかも…と感じていたので、おお!と興奮。無事、日本で公開されますように…。
https://eiga.com/news/20180405/9/
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