インタビュー
今日は特に書きたいことはないけれど、毎日書く癖を取り戻すために書いている。習慣ってコツコツ積み上げても、一瞬で怠惰になれるものですね。写真は映画祭の映画と映画の隙間に六本木まで友達が会いにきてくれて一緒に食べたサラダ。これスライスするのは簡単だとしても並べるのは技が要求されそう。薄いキュウリをこんなふうに並べる人はその時どんな表情をしているのかな。と考えながら食べた。
東京国際映画祭で『21世紀の女の子』という新進映画監督が撮る短篇を多数集めたオムニバス映画を観て、そのうちメモを書こうと思っているけれど、冒頭の1篇が山中瑶子監督のものだった。
https://2018.tiff-jp.net/ja/lineup/film/31JPS09
その1篇は正直、苦手だな、と思ったけれど、上映後のトークで山中瑶子監督の発言がいちいち心に引っかかったので、『あみこ』(話題になっていたけれど入院でバタバタしていた時期に公開されたから未見…観たい…)についてのインタビューを読んだら、めっぽう面白かった。監督のことを何ひとつ知らずに読んでも、面白いと思っただろうなあ。
https://cinemore.jp/jp/news-feature/452/article_p1.html
ごく稀に、作品は好みではないけれど、発言には興味がある、という人に出会うけれど、それって好意の一種なのかしら、と自分でも戸惑う。
夢の旅
しばらく前、金曜夜に『アナザースカイ』を観ていたら、ゲストが柄本佑さんで、ポルトガルを旅していた。
柄本佑さんは携帯の待ち受けに監督の写真を設定するぐらいのマノエル・ド・オリヴェイラ監督のファンだと耳にしたことがあったけれど、筋金入りとはこのこと、という熱狂的なファンのようで、きゃっきゃっと踊るように監督の映画ゆかりの地を巡っていた。新婚旅行もポルトガル・オリヴェイラ・ロケ地巡りツアーだったそうで、あの夫婦のそんな旅なんてただ淡々と記録するだけで映画が誕生しそう。地上波であんなにオリヴェイラ、オリヴェイラと連呼されることはこの先なさそうだし、最後には司会の今田耕司まで「いやぁ、そんなに熱く語られると、観たくなるねぇ!オリヴェイラ」と述べ、まさかこの人の口からオリヴェイラの名前が!と意外性におののいいたが、きっと絵に描いたようなリップサービスで、今ちゃんは絶対にオリヴィエラを観ないであろうよ。
オリヴィエラのロケ地巡りポルトガルツアーは私にとって夢の旅なので、この『アナザースカイ』は消去せず録画を保存してある。どんな詳しいガイドブックより私の狭い要望に答える内容だった…。
そんな柄本佑さんがポルトガルで撮影された映画に出演すると何かで見知っていたけれど、この週末から公開されるそうで、早速観に行くつもり。
『ポルトの恋人たち 時の記憶』
http://porto-koibitotachi.com/
*ポルトガル補足
テレビで偶然観た中では、NHKの『ちょい住み』リスボン篇も最高だった。リスボンでの生活を擬似体験できる内容も、竹内涼真も。
http://www.nhk.or.jp/choisumi/lisboa/index.html
東京は秋
しばらく日記を書かないうちに、東京はすっかり秋。
2年半使ったiPhoneSEが限界を迎えつつあったので、iPhoneXSを手に入れてみたら、目を見張るカメラの進化。自分の目が2年半更新されていなかったような気になった(目ごしごし)。ちゃんとしたカメラを使いたい気持ちはあるけれど、手も鞄も小さい私には、必要十分ではなかろうか。カメラにも個性があるとして、iPhoneXSで撮る東京は、私が肉眼で見ている普段の東京を過不足なく記録してくれるように思う。カメラが味を出して、確かに綺麗だけれどこれは私の見ているものではない、という写真を生成することってままあるものね。
そんな気分で日比谷を歩くと、東京はもう映画祭モード。今月下旬から開催される東京国際映画祭、この週末にチケット確保。脆弱なチケットシステムに映画好きが苛立ち溜息をつくことすら、もはや秋の恒例行事感が漂うけれど、どうしてチケットぴあやセブンチケットなど外部に委託しないのかな?と考えてみて、「国際」映画祭だからこそ、海外からのアクセス、チケット購入に耐えられるシステムにしておく必要があるのかな、という考えに至った。チケットサイトがすべて二ヶ国語表記で、入力する情報も海外在住者でも購入できる内容。台北映画祭は「国際」映画祭ではないからか、台湾のローカルなチケットサイト経由での購入で、台湾で有効な携帯番号が必要…というところまで中国語を解読した後に事務局に問い合わせもしたけれど、残念ながら日本からチケット購入する術はない、と返事が来た。
例年であれば映画祭サイトや矢田部さんのブログを読み込んで、じっくり観る映画を選ぶところ、今年はあっさりと気分で選んでみた。阪本順治監督『半世界』を狙ってみたけれど、稲垣吾郎さんの国民的知名度の壁に阻まれ撃沈。タイで公開されて気になっていた『BNK48: Girls Don’t Cry』は無事確保。
https://2018.tiff-jp.net/ja/lineup/film/31CCA01
BNK48のことはさっぱり知らないけれど、この監督のファンなのです。もしかして48グループのファンの熱い壁に阻まれチケット取れないかな?と不安だったものの、あっさり買えた。
そして11月の東京フィルメックスはホン・サンスが2本!と教えていただいた。ラインナップ発表されたことも見過ごしていた。
私と同じく療養していたこのサイトも、そろりそろりと再開します。体調を心配してくださったり、更新されないサイトにアクセスしてくださっていた皆さま、ありがとうございました。映画の秋を楽しみましょう!
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