Cinema memo : 早稲田松竹
GWに行った早稲田松竹、これからのラインナップも目白押しな感じ。今年に入ってからあまり映画館に行けていないので、ありがたきことです。
見逃した『スリー・ビルボード』、せっかくなら『ファーゴ』も久々に観たいと思っておった。ありがたや。5/19〜25。
http://www.wasedashochiku.co.jp/lineup/2018/threebillboards.html
その後、2週間に渡るホドロフスキー祭も贅沢。
http://www.wasedashochiku.co.jp/lineup/2018/jodorowsky2018.html
好きな映画館を好きな理由はそれぞれあるとして、立地やプログラミングも大事だけれど、前方で観る族としては、前方で観た時のスクリーンの距離こそ最重要事項。早稲田松竹、最前列で観てもスクリーンとの距離がしっかりあるから疲れなくて、その点だけで私の中の好感度うなぎのぼり。先日書いた日本映画テレビ技術協会の割引(こちら)もしっかり対象なので、2本立て900円で観ています。
続:台北
更新した台北旅行記、多くの方に楽しんでいただけているようで嬉しい。台北老店、ショップカードのデザインも素敵で、家のどこかにあると思うけれど、すぐ探し出せないので見つかったら書きます。
活字屋「日星鑄字行」でスタンプを作ったことは、日記でも詳しく書いています。活字を組み合わせて作った印鑑、日本円にして1000円もしなかったような…。干支の動物柄の活字もあったり、文字以外にもバリエーション豊かです。おそらく中国語のみで、日本語も英語も通じないと思うけれど、メモに欲しいもののイメージを書いて見せるだけで伝わると思います。下町っぽい路地にあるのも楽しい。
https://cinemastudio28.tokyo/2017/07/22/
そして、東京ではK’s Cinemaで特集上映「台湾巨匠傑作選2018」が始まっていて、6月半ばまで続くらしい。観たらまた行きたくなっちゃうなぁ。
http://www.ks-cinema.com/movie/taiwan2018/
エドワード・ヤン、『カップルズ』を久しく観ていないので、観たいけれど、なかなかかからないのは、また権利問題か何かなのかなぁ。
Cinema memo : 楽日
鹿児島の港の近く。水族館の魚が一部、海の区切られた一角を泳いでいるゾーン。おさかな天国。
京都みなみ会館のさよなら興行のラインナップを遠く東京から眺め、蔡明亮監督『楽日』がかかったと知る。 台北郊外の映画館の営業最終日の物語。なんて素敵なチョイス!と遠く東京から感激したけれど、私、『楽日』、あらすじだけ知っているだけで未見なのだった。観なければリストの筆頭に追加。
原題は『不散』。
Cinema memo : 延期
身体を動かしておく必要があり、夜の散歩。閉園後の上野動物園の脇を歩く。まだ見ぬシャンシャン、あっという間に大きくなりそう。
昨夜は遠くからきた人々を囲んで、三州屋銀座店へ。夜は初めて。夜の部も最高。お刺身!はまぐり!早々にiPhoneのバッテリーがなくなり写真も何も残っていないけれど、その分、昨夜のことくっきり覚えている。とにかく、積極的に圏外にいたい気分。野性を取り戻すのだ。
先日行った酒井耕・濱口竜介監督の東北記録映画三部作上映会・後半、今週土曜の予定だったところ、事情により延期になったと連絡あり。この日記で興味を持たれた方もいらっしゃるかもしれないので以上お知らせでした。6月に開催か?とのこと。近くなると主催者のサイト(こちら)でお知らせされると思います。
東北記録映画三部作、とりわけ第3部の「うたうひと」を観たかったので、6月なら観られそうで嬉しい。
http://silentvoice.jp/utauhito/
Cinema memo : GW
年が明けてから慌ただしく、記憶が薄い。ずっと山手線内側にいた。映画、もはや何を見逃したのかさえ情報をキャッチアップできていないけれど、ゴールデンウィーク、ちょっとのんびりできるのを楽しみにしてる。
メゾンエルメスでの映画上映、短篇セレクションこそ他で観られない映画ばかり。年間テーマに合わせて選ばれた短い映画たち。5月、さっそく予約しました。
http://www.maisonhermes.jp/ginza/le-studio/archives/716057/
「箱の中に閉じ込められていた人形が巨大な世界へと旅立つ、ブルース・リーに捧げられた痛快カンフー・アニメーション」らしき『燃えよ、プチドラゴン』…気になる!
Cannes 2018
登って降りてもすぐ別の繁忙の山がやってきてしまう4月よ。よよよ…。
しかし帰りの電車でタイムラインを眺めていると、カンヌのコンペ作品が発表され、濱口竜介監督『寝ても覚めても』選出された!わー!初カンヌでコンペ!今年の審査委員長はケイト・ブランシェットだそうで、ケイト様がハマグチを目撃するってことやで…興奮…。何より、日本公開より前にプレミア上映で観られるなんて、カンヌの観客が羨ましい。
https://natalie.mu/eiga/news/277748
海外で、どの濱口映画がどれほど観られているのか不明だけれど、過去の映画も上映されて、世界のあちこちでざわざわされると良い。『親密さ』のラストのエモーションに全世界が悶絶すべきだし、『PASSION』なんて、ほんと、ここ数年で観た恋愛映画の中で一番面白かった。『THE DEPTH』の色気よ。『不気味なものの肌に触れる』の続きも観たいなぁ。
写真は『ハッピーアワー』東京初日、イメージフォーラムの壁。2015年12月だなんて、もうずいぶん時間が経った。
Cinema memo : 寝て覚め
週末、濱口竜介・酒井耕監督のドキュメンタリーを観たので、そういえば新作、いつ公開なんでしょうね…など話していたら、公開日が決まったとニュース。9月1日!なんとなく劇場はテアトル新宿では?と予測していたら、やっぱりテアトルだった。
製作のニュースを知ってから、楽しみで原作も読んだ。去年の夏、台北行きの行き帰りにずっと読んでいたので、なんとなく台北の空気と『寝ても覚めても』の物語が混じり合っている。
同じ顔を持つふたりの男性を愛してしまう女性の物語で、確か10年以上の長きにわたっての心象が描かれる。女性の眼や心がカメラのレンズのようで、必ずしも恋愛にだけピントがあっているわけではなく、職場の窓から見えた景色にいきなりピントがあったりするのが面白い。精密機械のように目の前を通り過ぎる被写体を捉え続け、恋だからといって浮かれるすぎるわけでもなく、別れがあっても哀しみすぎることもなく、レンズの前の登場人物が時の流れにつれ入れ替わってゆくのを、淡々と描写していた。
国内外で引っ越しの多かった私は、引っ越し前夜、部屋のまわりの取るに足らない景色を写真に撮り、かつての住所に別れを告げる儀式をひっそりと執り行った。北京だったり、パリだったり、世田谷区だったり、新宿区だったりしたけれど、撮りたい景色は天安門でもエッフェル塔でもキャロットタワーでも都庁でもなく、何百回とその前を行き来したコンビニだったり、部屋に辿り着くまでに最後に曲がる小さな交差点だったり。
その場所で過ごした日々を、後から思い出すならば、私の北京、私の世田谷区の記憶はそんな景色で構成されており、そんな景色は自分で撮らなければ、取るに足らなすぎて、さすがのgoogleも撮っていない。
小説『寝ても覚めても』は、ひとりの女性のそんな視界、そんな景色が積み重なった物語だったからこそ惹かれた。小説と映画は別物かもしれないけれど、濱口監督があの物語を映画化してくれるなんて、なんて頼もしい、と思っています。
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