memorandom.tokyo連載 One book,One movie 第2回

memorandom.tokyoで連載中の「One book, One movie」第2回更新されました。
眺めのいい窓辺でぼんやり妄想、考えごとする時間を愛してます。第2回は夏に行った台北、老舗ロシア料理屋の窓辺でつらつら考えたこと。題して「亡命とマシュマロ」、お楽しみいただければ幸いです。
アーカイブはこちらから
http://www.memorandom.tokyo/archive
ん?「One book, One movie」が何故かarchivesに表示されていない…第1回はこちらです。
http://www.memorandom.tokyo/onebook-onemovie/1388.html
アンナチュラル

お土産に初めて買ってみた鹿サブレ。便乗商法っぽいけれど、奈良の老舗の和菓子屋さんの商品、というのが良いと思う。サブレも鹿のフォルム。
みそせんべいが有名な横田福栄堂。奈良駅でも買える。
http://www.yokotafukueido.com/shop/
野木亜紀子さん脚本ということで楽しみにしていた「アンナチュラル」、期待を軽々超えるドラマで久々に興奮。二転三転するストーリーはもちろん、60分の短時間にギュッと情報を詰め込むべく、大胆な省略が随所にあってうっとり。MERSの疑い→一気にお通夜の場面に飛んだ時、なんと視聴者を信頼した省略!ルビッチか!って心で拍手。最近のテレビドラマ、登場人物の名前や肩書きをテロップで見せる説明過剰さにうんざりしていたけれど、解剖室入口のスタッフボードにマグネットで名前を貼っていく演出で名前と役割を無言で説明したのも小憎い。よくできた海外ドラマのようだし、よくできた映画のようでもあった。
毎週金曜が楽しみ。
http://www.tbs.co.jp/unnatural2018/
お年賀

いこさんがお年賀にくださった京都・亀廣保のお干菓子の、なんとかいらしことよ…。紅白の結び目は犬の首輪モチーフだそう。
いこさん連載第2回「ロミーとミッシェルの場合」で紹介いただいたお店です。四季折々、お店に行ってみたいものですねぇ。
https://cinemastudio28.tokyo/happyhourfromkyoto_002
志る幸

東京へ戻る途中、京都でいこさんと新年会。
「食べ過ぎなのであっさりとしたもの」「出汁っぽいもの」とリクエストしたら、「志る幸」はどうでしょう?映画「河口」のロケ地ですね、と返事が。なんという素晴らしい提案なのでしょう。ちょうど昨日、奈良で「河口」を思い出していたところ。
1961年の松竹映画「河口」は岡田茉莉子主演。ふんだんにロケで撮られた贅沢な映画で、森英恵の洋服で着飾った岡田茉莉子が銀座・数寄屋橋界隈を駆け回ったり、京都、奈良も登場したり。
「志る幸」はお味噌汁のお店。写真の利休弁当が名物で、セットのお味噌汁は白味噌に豆腐が基本だけれど、追加料金で具の変更が可能で、私は「おとしいも」を注文。すりおろし山芋がとろとろふわふわと白味噌に浮かぶ至福の味。その他の料理も、どれも私好みの薄味。食に対する興味が薄いほうで、東京でもあまり外食しないけれど、それは東京の味が口に合わないからなのかな…と最近思っている。あれもこれも食べたくて、どうしよう!って思うのは、京都にいる時だけ。
さて、「志る幸」。内装が不思議で、カウンターは八坂神社の舞台を模しているらしい。五条大橋っぽいエリアもある。そこはかとなく漂う実家の仏間っぽさ。この奇妙さは、珍品映画「河口」のロケ地にあまりにもふさわしい。
私の「河口」レビューはこちら
http://cinemastudio28.blogspot.jp/2016/07/blog-post_17.html
いこさんのレビューはこちら
http://iqc195.blogspot.jp/2016/07/blog-post_90.html?m=0
ああ、本当にへんてこで面白い映画だったな、また観たい。
師走

銀座の白いばら、閉店してしまうのね。一度ぐらい中に入りたかったけれど、いかんせん機会がなかった。
師走らしく予定が埋まっていたけれど、忘年会ラッシュも今週で終わり。連続するとつくづく思うけれど、私、外食にも飲酒にも、興味をすっかり失っている。来年から仕事も一気に朝型にシフトさせようと思っているので、師走後半は予行演習として早寝早起きに励む所存。
大きな映画祭はないけれど、楽しみにしている恒例映画イベントがいくつかある。東京近郊、映画鑑賞者にはつくづく恵まれた場所と思う。
エルメスで「エクス・マキナ」を予約したので(観ているようで観ていない1本)、
http://www.maisonhermes.jp/ginza/le-studio/archives/659101/
映画の前か後にcafeきょうぶんかんのホットワインとシュトーレンのセットで、ささやかながらクリスマス気分を味わいたいところ。
http://www.kyobunkwan.co.jp/cafe
師走、束の間の銀ブラ計画。
最高殊勲喫茶店

今年、デザイナーあずささんに連れて行っていただいて知った有楽町の喫茶店・ストーン。2度しか行っていないけれどお気に入りの店2017にランクイン。その名に違わず石の存在感が強い。祇園の喫茶「石」も好きだし、無骨かつ繊細な石のルックスと喫茶の組み合わせ、フェミニンな内装の場所が苦手な私にとっては至高である。

食器やカトラリー、内装も甘さが排除されていてかっこいいの。外に出るとクリスマスだからって飾られたリースもシンプルで、センスいいってこういうことよなぁ…と見惚れたの図。頭がヒマな時のお気に入り妄想・川口浩とアフターファイブにデートするならどこ?案件、ストーン、ぴったりじゃない(自問)?背広にコート姿のイカした浩が、チェッ遅いんだよキミ、って奥から不機嫌そうに出てきそう…。
史上最高の浩映画「最高殊勲夫人」は1960年の映画、ストーンは入居する有楽町ビルヂング開業に合わせて1966年創業と、映画の方が年上なのであった。

この日、ストーンの窓際は白髪混じりの紳士淑女に占拠され、貸切宴会場のような親密さと熱気に溢れていた。繋がりが見えづらい団体だったけれど、年齢が同じゾーンと推察、同窓会の帰りでは?と結論。そして男子はさっさと切り上げ帰って行くけれど、女子は居座り傾向にある。女子はいくつになってもお喋り好きなんだなぁ。浩も生きていれば81歳、あんな感じだったのかなぁ…妄想…。
ストーンのある有楽町ビルヂング、気になりながらも未踏の映画館・スバル座が入っている。観たい映画がかかったら行こうと思っているけれど、なかなか観たい映画がかからない。スバル座で遂に映画を観て、帰りにストーンで珈琲のコース、来年こそはッと拳を固めておるところである。
http://subaru-kougyou.jp/movies/
Ginza&Coffee

LAから東京に来たりえこさんと、フィルメックスで中国映画「とんぼの眼」→小籠包を食べ→満腹すぎて散歩して身体を軽くしようと歩いたら→珈琲飲みたいよね、とカフェへ→シュトーレンまで食べてさらに満腹に→エルメスでアン・リー「恋人たちの食卓」を観て→資生堂で買い物し→新橋へ、という銀座界隈の日。この季節の銀座はキラキラで、どこを歩いても特別な街にいる感慨がある。
銀座でちょっと珈琲を飲みたい時の私のお気に入りは、教文館4階にあるカフェきょうぶんかん。窓辺に座ると銀座を往き交う人々を観察でき、珈琲は良心的な値段。ちょっとしたサイズの甘いものも。塊で販売されがちなシュトーレンが一切れオーダーできたので、クリスマス気分も味わえた。間もなく12月。
カフェきょうぶんかん
http://www.kyobunkwan.co.jp/cafe
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