【本日更新】Cinema on the planet 007 Taipei Cinema Trip 後篇 台北電影散歩
本日更新しました。
映画にまつわる場所をめぐるリレー連載「Cinema on the planet」第7回は、私の台北旅行記。後篇は台北電影散歩。
旅の目的「台北電影節(映画祭)のメイン会場・中山堂で映画を観る」を早々に果たした後は、思いつきで街をうろうろ。映画祭のこと以外は何も調べてこなかったのが逆に功を奏したのか、興味関心にどこまでも忠実な行動の記録になりました。振り返ってみて、すべからく旅はこうでありたいな、と。写真豊富ですので、多くはスライド式で掲載しています。どの写真も、ぜひご覧になってくださいね。
夜市に台湾料理、ガイドブックに載りそうな観光名所も何ひとつ出てこない、ある映画好きの台北散歩、お楽しみいただければ幸いです。
http://www.cinemastudio28.tokyo
前篇「台北電影節(台北映画祭)」はこちら
http://cinemastudio28.tokyo/cinemaontheplanet_007_part1
台湾、人気の観光地なので頻繁に行く方も多いかと思います。登場する場所は28mapにマークしていますので、お役に立てば嬉しいです。
Cinema Studio 28 Tokyo Map (google my map)
法善寺
屋久島には伊丹空港から往復したので、東京に戻る途中、大阪にも京都にも一瞬だけ立ち寄り。大阪、いつぶりだろうか。難波界隈で食事したので、ついでにぶらぶらと法善寺へ。
いこさん連載第5回で取り上げた映画『夫婦善哉』でおなじみのお店。満腹だったので入らなかったけれど、過去に入って食べたことあったかなぁ。覚えてないなぁ。
貼られていたポスターは、森重主演の映画版ではなく、森山未來主演のNHKドラマ版のもの。
1人前が2つのお椀に分かれているから、1人でふたつ食べてもいいし、2人で分けて食べてもいい。
こちらの説明看板には、織田作のことも映画のことも書かれていました。
公式を調べてみて知ったことに、夫婦善哉のお店、和食さとを経営してる会社なのね。驚き。
https://sato-res.com/meotozenzai/history/
【本日更新】Cinema on the planet 007 Taipei Cinema Trip 前篇 台北電影節
本日更新しました。
映画にまつわる場所をめぐるリレー連載「Cinema on the planet」第7回は、私の台北旅行記。前篇は台北電影節(台北映画祭)。
偶然、目にした1枚の写真をきっかけに、久しぶりの台北へ。目的は台湾の歴史を存分に吸い込んだ風格ある中山堂で映画を観ること。満場の台湾の観客に混じって観ることで、侯孝賢の映画も深くまで浸透しました。
台北電影節、毎年夏に開催されるものの、映画祭サイトは中国語/英語の情報のみのため、興味はあるけれど情報がない…と思われている方の実用的なガイドになれば嬉しいです(私は北京で暮らしたことがあり、この旅は中国語を使いました)。言葉の心配があっても、日本映画もたくさん上映されますよ!
*Cinema Studio 28 Tokyoは開館以来、連載記事は日英2ヶ国語で掲載しておりましたが、今回の更新より一部連載を除き、日本語のみとなります。新生28、引き続きお楽しみいただけましたら幸いです。
勝手にふるえてろ
去年、観た映画を、余裕がなくてまるで記録できなかったことを悔やんでいるので、今年は後からでも記録したい。時系列もめちゃくちゃになるだろうけれど、メモとして。1月に観た『勝手にふるえてろ』について。
はぁ!面白かった!ヨシカを演じる松岡茉優ちゃんが眩しい。ほぼ全篇に渡って画面の中央を支配し続け、それでももっと観ていたいと思わせるって。ヨシカのような年齢の頃に観ていたら、ヨシカは私だ!100%私と言わずとも、私の中に何割かはヨシカがいる!って思ったかしら?現時点の私はそんなふうに思わなかったけれど。
自分によく似た他者(=イチ)を振り切り、自分とは似ていないけれど自分にずかずか介入してくる他者(=ニ)を受け入れた時、ひとは初めて大人になるのかな。ニを演じる渡辺大和、最初は、やだよこんな雨に濡れた子犬のような瞳の男…と、ヨシカと同じく引いて見ていたけれど、ヨシカの変化につれ、徐々にかっこよく見えてくる。ラスト、本当に、雨に濡れた子犬のルックスで登場したけれど、同時にヨシカに手を差しのべにきた騎士にも見え、やだ、ちょっとかっこいい?と思ってしまう巧妙な演出よ。
1月クールのドラマ『きみが心に棲みついた』は、部屋を片付けながらチラチラ見届けた。『勝手にふるえてろ』に似たところがあった。『きみが…』も他者への依存を振り切り、うざったい自分とは似ていない他者を受け入れることで、自己肯定感の低いヒロインが自分の言葉や感情を獲得していく物語だった。
『きみが…』は観ていて辛くなる場面もあったけれど、『勝手にふるえてろ』は松岡茉優のコメディエンヌとしての反射神経に支えられた見事な映画で、いつかまた再見したいです。
シネ・リーブル池袋の早朝の上映で観たので、観終わっても11時すぎ。メトロポリタン口に行くのも久しぶりだったので、今の時間だったら、あるかも…?と、ホテルメトロポリタンに行ってみたら…あったーー!!Suicaのペンギンケーキ!かつてはケーキだけだったのが、プリンも新作として登場していた。個数が限られているので、午後に行くと売り切れていることが多いので朝が狙い目です。シネ・リーブルで映画を観るペンギン好きの方、是非に。世のペンギン好きの方への手土産としても絶賛おすすめです。小躍りして喜ぶでしょう(力強く断言)!
【本日更新】彼方からの(甘い)便り Happy Hour from Kyoto 第5回
本日更新しました。
いこさん連載「彼方からの(甘い)便り Happy Hour from Kyoto」第5回は、夫婦映画のクラシック『夫婦善哉』と、映画から連想する京菓子をご紹介。早春の珍品と呼ぶにふさわしい、連載史上もっともエキセントリックな京菓子が登場します。
そもそもこれってお菓子なの、それとも食事?その境界線ってどこだっけ。そもそも今って冬の終わりなの、もしくは春の始まり、どっちなの?!って、みぞみぞする淡い季節にぴったりの謎めいた京菓子!
この連載のトップページはいつも取り上げた京菓子の包み紙や外箱の画像なのだけれど(過去のものはarchivesを見てみてね!)、今回の包み紙、こんなに春はあけぼの〜って言葉が似合うビジュアルがありましょうか!と来る季節に胸躍りました。
『夫婦善哉』って有名でよく耳にするけれど、そういえば観たことないなぁって人も多そう。いこさんと初めてお会いした時、好きな俳優の話題になって、「森繁♡」って答えが返ってきた時はちょっと驚きましたね。今まで「森繁♡」な人に会ったことなかったから、「…どうして?」って聞き返しちゃった。エクセントリック京菓子を入口に、映画にも出会ってもらえると嬉しいな。暖かいお茶を用意して、どうぞお楽しみください!
いこさんのブログも是非!
affogato
仕事がずっと立て込んでいるけれど、しばらく続くから慣れるしかないとして、金曜は無理矢理気味に冬休みをとり、免許更新など所用を片付ける。早起きの素晴らしいことに、神田の免許センターが開くのと同時に入り(8:30)、手続き・講習の後に移動して、家の中で紛失したメガネ(こんなに何もない部屋に住んでいるのに…)を新調すべく眼鏡屋の開店(10:00)と同時に入り、秒でメガネを選び視力測定までして支払いを済ませ、早稲田松竹の朝イチの上映(10:40)に間に合った。一日で一番好きなのが午前中になりつつある。人が多い東京は、出遅れると混みがちなので、待ち状態が苦手な私は朝こそ動くべし、と心得た。
無事にキェシロフスキも2本立てで観られて満悦。「トリコロール 青の愛」「ふたりのベロニカ」を続けて観ると、久々にどっぷりTHEヨーロッパ映画を観た!という気分に。良くも悪くも私の中のヨーロッパのイメージ、20歳までに観た映画によって形成されている。
表情をなくしたジュリエット・ビノシュがカフェでいつもの、と頼んで出てくる、ガラスの器に盛られたダブルのヴァニラアイス、カップ&ソーサーで出てくるエスプレッソ。慣れた手つきで熱いエスプレッソを一息にアイスクリームにかける。どの国、どの街でもカフェでアイスを頼むたび、ビノシュのあの手つきを思い出す。
写真はずいぶん前。渋谷、VIRONの2階。あらゆる種類のアイスを愛しているけれど、特にこんな、うやうやしく盛られたアイスに目がない。
台北 / 明星珈琲館
memorandom.tokyoの連載第2回(こちら)で書いた、台北のロシア料理屋は「明星珈琲館」。
映画祭で映画を観る前に、ちゃんとした珈琲を飲みたくなり、付近で調べてみたら「蜂大珈琲」という素晴らしい老舗にたどり着いた。それで気を良くした私は、台北に中華圏や日本以外の文化が紹介され始めた頃のお店が残っているなら行ってみたいな、とgoogleで「台北 老店(=老舗)」などで検索し、見つけたのが「明星珈琲館」。
1949年創業のロシア料理屋兼カフェ。後で知ったことに、文人サロンのような位置づけの店で、映画人たちのゆかりの場所でもあるらしい。「台北ストーリー」のパンフレットに、主演の侯孝賢と共同脚本の朱天文の対談が載っており、それによると彼らがエドワード・ヤンと出会った頃、
「私たちは、よく”明星珈琲館”というカフェでいろんな映画の話や企画の話をしました。そして、ヤンさんの家で多くの外国映画を観ました」
と、朱天文が語っている。instagramで明星珈琲館のジオタグを辿ると、若い映画監督と一緒に来たらしいクリストファー・ドイル(王家衛映画の撮影でおなじみの!@dukefeng52) の写真もあった。
3階建てでお昼時に行くと、2階は昼食をとる人でほぼ満席。お茶したいだけ、と伝えると3階に案内され、ガラガラだった。
ロシアからまずたどり着いた上海に「明星珈琲館」があった頃の写真。
1階はケーキ&パン屋。いかにもレトロなバタークリームのケーキが並び、パッケージも素敵。月餅も1個から買え、お土産&自分用に買ってみたら、オーソドックスな味で美味しかった。ロシアン・マシュマロも売られている。
住所はこちら。カードに「記者会」「読書会」「講座」と書かれているのが文人サロンっぽい。台北駅〜西門の間。台北映画祭の会場である中山堂からも近く、次に行ったら食事をしたいと思っています。台北にまで来てロシア料理?と思わなくもないけれど、映画にまつわる場所としてもおすすめです。
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